ふたば未来学園の日々

ふたば未来学園の日々

【探究】広島研修

12月13日~15日までの3日間、2年次12名、3年次1名、引率教員2名で「令和元年度広島研修」を実施してきました。

 

研修行程

1日目(12月13日)

・平和記念資料館見学

・語り部による講話

 

2日目(12月14日)

・国泰寺高校と合流、ディスカッション(互いの県の課題、共通点について)

・ANT広島の講演

・舟入高校にて演劇鑑賞

 

3日目(12月15日)

・広島港にてディスカッション(港ににぎわいをもたらすには?)

 

<感じたこと、学んだこと>(参加生徒の声)

・1日目のプログラムで戦争や核兵器の恐ろしさについて改めて学んだ。インターネットには載っていないような内容も知ることができた。

・「後世に伝えていくには」という問いに対し、様々な意見が出て、結論・伝え方は沢山あり、それをどう使いこなすかが大切だと学んだ。

・舟入高校の演劇を見て、自分たちが1年次に行った演劇の授業がどれだけ大切だったのかを改めて思い知った。

・どうして当時の人は戦争を避けられなかったのか、戦争の裏側を知ることができた。

・広島港についてのディスカッション、テーマにあった「どのように栄えさせるか」自分たちの双葉郡での課題とも同じである。これを今後に生かしていこうと感じた。

 

平和記念資料館を見学後、実際に講話を聞いてきました。

 

国泰寺高校とディスカッションをし、まとめたものを発表しました。

 

本校の生徒、国泰寺高校の生徒で舟入高校の演劇を見てきました。

 

演劇を見た後、それぞれの想いを共有し、質問する時間もありました。

 

広島のご当地料理を食しました。

【探究】演劇週間が行われました!

12月6日(金)本校高校1年次生が取り組んできた演劇の発表会が新校舎内にある「みらいシアター」で行われました。実際に台本を書き、演技とセリフを覚え、練習したのは12月2日(月)からの1週間でした。これまで、生徒たちは5~7人を1班として7月の双葉郡バスツアーをはじめ、11月の訪問取材(フィールドワーク)で表面的な震災のことや自分個人としての震災・原発事故のことだけでなく、事故当時のこと、それ以降の復興について学んできました。因みに、1年次生が対話劇に取り組むのは、双葉郡の震災前後の課題について劇を通して捉え直し、ふるさと双葉郡に住む人々の細かな心情に目を向けて、双葉郡の復興や世界に貢献することができる「変革者」を目指しているからです。講師として、開校以来5年に渡りご指導いただいている平田オリザ先生と青年団の方々をお招きして演劇の作成を行いました。

 1週間の授業の中では、班の仲間と深く考えながら演劇を作ることができました。作成に当たって生じた様々な課題にも、自分たちで解決しようと主体的に取り組みました。部活動や出身地が違う様々な友達と連携し、課題を解決することで、ほとんどの生徒にとって初体験である対話劇を作り上げていきました。

 発表された劇は、いずれもふるさとに暮らす人たちの葛藤や心の機微を見事に表現していてすばらしい劇でした。

 全20班の演劇終了後、優秀班は表彰を受けました。どの班の生徒もとても達成感を感じていたことと、たった1週間でもクラスの輪が深まったことがはっきりと見受けることができました。

【中学校】身近な森林の役割について学びました

 12月15日(日)、NPO法人広野わいわいプロジェクト様が主催するワークショップ「広野に見る、水と緑の不思議な世界」に、本校生徒3名が参加しました。

 はじめに広野で採集された様々な植物を思い思いに並べ、ラミネート。芸術的な作品ができあがり、広野の植物の豊かさを実感しました。

 

次に京都大学教授の大手信人博士から、身近な森林の果たしている役割についてお話頂きました。特に森林が水源として大きな役割を果たしていることや、すべての生き物は植物の光合成の上に成り立っていることなどのお話を聞いて、日頃あまり意識することのない身近な森林について考える貴重な時間を過ごすことができました。

 今後もこうした学びの機会を大切にしていきたいと思います。

 大手先生、広野わいわいプロジェクトの皆様、どうもありがとうございました。

【中学校】ふるさと創造学サミットに参加しました

去る12月14日(土)、本校の1年生が、第6回ふるさと創造学サミットに参加しました。

「ふるさと創造学」とは、双葉郡8町村の学校が地域を題材に取り組む探究的な学習の総称です。8町村立の小中学校が年1回、郡山市のビッグバレットふくしまで開いていた発表会に、参加させていただきました。

本校からは中学1年生が参加し、4月から取り組んできた、未来創造学「双葉ふしぎ発見」の取り組みについて、川内村、楢葉町、富岡町、広野町の順にそれぞれ発表しました。

発表では、はじめに町村を調べた生徒全員が一言ずつ調査内容とその感想について述べ、続いて代表生徒2名ずつが発表を行いました。

川内村では、「村の豊かな自然の秘密」と、「平伏沼の水生生物の謎」について発表しました。

 

楢葉町では、「町で働く外国人店員の方について」と、「ならはCANvasの工夫」について発表しました。

 

富岡町では、「町に多く残る更地の謎」と「なぜ町になかなか人が戻って来ないのか」について発表しました。

 

広野町では、「町の田んぼの耕作面積と耕作している人の思い」と「なぜ広野のバナナはまだ有名とは言えないのか」について発表しました。

 

生徒は自分たちの発表以外の時間は、双葉郡のそれぞれの学校の発表を参観し、活発に質問して学びを深めていました。

ふるさと創造学サミットでの学びを、今後の自分自身の課題追究に生かし、ますます深めていきたいと思います。サミット事務局の皆様、また共に学ばせて頂いた双葉郡の学校の皆様、どうもありがとうございました。

 

【中学校】公文国際中学・高校との交流

 12月8日(日)、横浜市の公文国際中学・高校から生徒の皆さんが来校し、本校の中高生と交流しました。本校の高校社会起業部からの呼びかけに応え、本校の中学生も4名が参加しました。

 交流会では公文国際中学・高校の皆さんが今回福島について学んだことをお話いただき、それについての質疑を行ったり、テーマごとに意見交換を行ったりしました。

 

生徒たちは福島県外の学校との意見交換を通し、福島県内からの見方だけでなく、県外の人の見方について触れることができました。特に、福島県内で力を入れて行われている放射線教育が、県外では必ずしも同様には行われていないことや、県外でイメージされている原発被災地と、実際の姿には差が大きく、県外では震災直後の被災地のイメージが固定化してしまっている傾向があるといった話を直接聞くことで、大きな刺激を受けた様子でした。

今後もこうした交流活動を大切にしていきたいと思います。公文国際中学・高校の皆さん、ありがとうございました。

【農業】こども園でクリスマスリース作り

12月11日(水)スペシャリスト系列農業で栽培を選択する3年生3名と広野町立広野こども園の園児18名でクリスマスリース作りを行いました。

クリスマスリースの土台は11月に一緒に芋掘りをしたサツマイモのツルを活用し、生徒たちが先生となって園児たちにリースの作り方を指導しました。

最初のリボン作りに苦戦した園児たちでしたが、生徒の指導もあり上手にリボンを作り、リースに取り付けると、飾り付けでは個性あふれるデザインのクリスマスリースを作り上げました。

クリスマスリース作り終了後には、スペシャリスト系列農業で食品加工を選択する3年生が作ったサツマイモのシフォンケーキを園児たちにプレゼントしました。自分たちで収穫したサツマイモを使用したシフォンケーキを受け取った園児たちは喜んでいました。

材料の準備

 

リース土台を受け取る園児

 

リボンの作り方説明

 

リボンを作る園児

 

デザインを考える園児

 

クリスマスリース作り

 

完成したクリスマスリース

 

集合写真

 

シフォンケーキを受け取る園児

 

シフォンケーキを食べる様子

 

【中学校】 未来創造学

 先週12月4日(水)の未来創造学では、3年生が修学旅行での地域発信活動の構想、2年生が地域のよいところ発信のためのはがき作成、1年生が地域学習の中間発表会を行いました。 3年生は広野町のよいところを話し合い、そのことを3月の東京方面への修学旅行で、どのようにして伝えればよりよく伝わるのか、話し合っています。自分たちがフィールドワークで訪問したバナナ園のバナナや有機米を実際に食べて、そのすばらしさを改めて確認する機会になりました。

 2年生は紙漉きで和紙を作る過程に、楢葉町の柚子を入れ込んでいます。和紙ではがきを作り、自分たちの出身地にはがきを通して地域のよさを発信します。はがきを作るために毎日たくさんの牛乳パックを集め、一人一人が一生懸命準備しました。柚子をどのようにはがきに入れ込むのか、試行錯誤しつつ、知恵を出し合い、活動しています。

 1年生は、これまで行ってきた学習課題追究の中間発表会を行っています。これまでの追究にいったん結論を出し、意見交換を行う中で、新たな学習課題の設定に繋げています。

 生徒たちは自分が感じた双葉地区のふしぎをのびのびと、自らの思いを大切に追究してきました。しかしそれをグループで話してみると、自分では気づかなかったことにたくさん気づきます。他の人に聞かせることで、自分では気づかなった「たからもの」に気づいたり、工夫すべき表現方法に気づいたりします。

 今後は他の地域を追究している生徒たちと交流したり、ふるさと創造学サミットでの意見交流を通して、さらなる追究に繋げていきます。

【中学校・哲学対話】 日本、そして他国のよいところを考えました

  今回のテーマは国際理解です。

 まずは日本や他国のよいところについて、思いつくままにどんどん書き出しました。

  海外の好きな国については、社会の授業で学習した内容もたくさん出ていました。普段の授業で学んだ内容が道徳や総合的な学習の時間でも生き生きと登場する姿、いいですね!

  日本のよさについても、普段は当たり前すぎてじっくり考える機会が無かったかもしれません。生徒たちは書きながら、改めて日本のよさを再確認していました。

 その後は本校の国際経験豊かな先生から、海外での生活の様子の紹介です。この日は日本と生活の様子が大きく異なるスリランカについて紹介を受けました。聞いている生徒たちは、日常的に起きる停電の話や物価の安さ、時間の感覚の違いといった、日本とあまりに違うスリランカの様子に、時折目と口を大きく開けつつも、感じたことをどんどんメモしていました。

 次回の哲学対話で本日の学びが大いに生かされそうです。

放射線について学びました【スペシャリスト系列2年 農業・工業・商業・福祉の合同授業!】

 11月26日(火)、環境省福島地方環境事務所 課長森田重光様が来校され、本校スペシャリスト系列の農業科、商業科、工業科、福祉科の2年次43名と3年次工業科9名を対象に、放射線の基礎知識や原子力発電のメカニズムについての授業が行われました。授業では可視化した放射線の観察や日本の水道水が安全な理由を、実験を交えながらわかりやすく教えていただきました。

《授業の感想》

・水道水が安全だと分かったので、これからは今以上に水道水を大切にしたいです。(福祉科)

・私の探究テーマが廃炉についてなので、放射線や原子力発電のしくみについて知れてよかったです。(商業科)

・被ばくの仕組みや実際に用いられている放射線について、知っているようで知らなかった事がたくさんあることに気づきました。私は今年3月に国連本部でUNIS-UNに参加し、水問題についてディベートを行いましたが、化学に基づいてディベートは行っておらず、事前研修の時に学べていたらと思いました。水道水はとても身近なものなのにはっきりとした情報を持っていなかったのだと感じました。実験を通して分かりやすく、楽しく学ぶことができた2時間でした。(工業科)

・ジャガイモの芽に毒があり、芽を出さないようにするために放射線を照射していることに驚きました。実験がとても楽しかったです。(農業科)

・探究テーマが風評被害の払拭なので、リスクコミュニケーションの考え方が参考になりました。(商業科)

・今までで一番分かりやすい授業でした。今まで知りたくても難しくて全然理解できなかったけど、今回の授業を聞いて放射線のことを少しでも多く知れたのでよかったです。すごく面白くて自分のためになりました。日本の水道水は安全!(福祉科)

 

 《授業の様子》

【中学校】哲学対話 先週に続き、働くことについて語り合いました

  本日の哲学対話は先週に引き続き、働くことをテーマに話し合いました。

  先週、生徒たちは将来働きたいと考えている職業をたくさん出したのですが、もしかしたら将来、機械(AI)に代替され、なくなっているかもしれない…。そういった発言を皮切りに対話はスタート。

  1組、2組とも、非常に活発な対話が展開されました。話されたテーマをいくつか挙げてみると・・・。

 仕事を機械に任せてしまっていいのだろうか。本当に仕事の多くを機械で代替できるのだろうか。私たちがしたい仕事を機械が行うようになるということは、私たちが感じる、働いて得るやりがいも奪われるということなのだろうか。仕事がなくなるとやりがいや夢がなくなるというならば、仕事というのは、私たちがやりがいや夢を感じるために存在するのだろうか。完璧な料理を作るロボットが存在するならば、私たちは人が作った料理を食べたいとは思わなくなるのだろうか。そもそも、仕事を人がやることにはどんな意味があるのだろうか。仕事をロボットがやるのならば、人類は存在の意味がなくなり、絶滅する可能性すらあるのではないだろうか。機械のしたことの責任はだれがとるのだろうか・・・。

 この日話された内容は他にも多く存在し、表面的な議論から深まりを見せたものまで多岐にわたりました。中には、生徒たちの間に発言の前提となる知識に差があり、対話が成立しにくくなっている場面も見られましたが、全体として、言葉のキャッチボールが続く、とても居心地の良い対話の時間になりました。

  今日特に強く感じたのは、その日のテーマによって、発言する生徒が変わるということです。また、頭に浮かんだことをすらすらと言葉にできない生徒も、ゆっくりと、整理しながら、自分の言葉で話していく姿も印象に残りました。聴き合う関係性ができているからこそ見られる場面だと思います。また、生徒が、それまでに出てきた対話のいろいろな内容を関連させて話す姿からも、思考の深まりが感じられました。そして、授業後に生徒が書いた授業の感想を見ると、その場では発言できなかった生徒も、非常に多くのことを感じ、考えていることがわかります。

  担任の先生だけでなく、講師の神戸先生も輪に入って展開された本日の哲学対話。先週に引き続き、熱かったです!

【中学校】 未来創造学 川内村フィールドワーク

未来創造学で川内村について研究を進めている生徒たち。

待ちに待った川内村でのフィールドワーク。自分の学習課題を解決するために、いわなの郷、かわうちラボ、天山文庫を訪問し、職員の方々にお話を伺ってきました。外国語指導助手のニック先生も同行し、川内村の自然の豊かさ、文化について体験学習してきました。

生徒たちは事前に質問する内容をまとめて臨みましたが、当日は準備していた質問だけではなく、聞き取りをする中で新たに出てきた疑問も解決しようと更に質問を重ねる姿に成長を感じました。想定していた時間では足りなくなってしまうほど、一人一人が課題解決に向け熱心に聞き取る姿が印象的でした。

いわなの郷体験交流館では、川内村特産のそば粉「会津のかおり」を使用したそば打ち体験を行いました。初めてのそば打ち体験ということで、生徒のペアに教員が加わり3人一組になり、夢中になって作業をしました。そば打ちは水加減が命。失敗してしまうと生地がちゃんとまとまらないということで、しっかり計量して正確に水を加え生地を練り上げました。

生地を破かずに延ばすことも大変でしたが、一番の難関は均等の太さに包丁で切ることです。「それ、うどんだよ」という笑い声が各班であがりました。1分30秒ほどで茹であがった、渾身の手打ちのそばを笑顔で堪能しました。指導してくださった竹内様の打ったそばと食べ比べもしました。味はもちろんのこと、きれいに均一の太さにそろったそばを見て、やっぱり素人とは違うねと、感動。でも、見た目はどうあれ自分たちで作ったそばの味は格別だったと生徒たちは満足の様子でした。

食後は、いわなの郷の職員のお二人にインタビューを行いました。いわなの郷は村おこしを目的に平成7年に設立されました。いわなの養殖は他の川魚に比べ、水温の管理や餌付けの点で困難であるにもかかわらず試行錯誤を繰り返し、今のように安定して養殖できるようになったことや、川内村の豊かな水がイワナに適しているという話を伺いました。7月に行われたフィールドワークで食したイワナの塩焼きのおいしさを覚えている生徒たちは、限られた範囲で販売されているイワナの加工品を、「もっと広く発信できないものか」と新たな課題への気づきもありました。

続いて、かわうちラボにて事務局長の井出様にインタビューを行いました。かわうちラボは、今年発足した法人で、「村内のあらゆる資源を生かし村内外の組織と連携や協働、人や財の交流を促進することにより川内村の新たな魅力を創出し新たな村づくりを進めるための支援や仕組みづくりを行うこと」を目的としているそうです。川内村の自然の保全活動や、自然を生かしたイベントとその目的、特産品等について生徒たちの疑問にお答えいただきました。

最後に、天山文庫を訪れました。7月のフィールドワークの際に天山文庫の紅葉時期の床もみじが有名とお聞きしていたので、今回生徒たちも楽しみにしていました。紅葉のピークは少々過ぎてしまいましたが、それでもその美しさに生徒たちから歓声があがりました。天山文庫・草野心平資料館の管理人をされている志賀様にお話を伺いました。「いわき市生まれの草野心平さんが、どうして川内村で多く過ごしたのだろうか?」から川内村の魅力を考えるというテーマにしている生徒も多く、とても多くの疑問が事前にでてきました。志賀様からは「大学生の研究の中で出てくるような質問ばかりで深く調べているのがわかりました。だから、私も答えられるようしっかり予習してきました。」ともったいない言葉をいただきました。話の中で、「ウィキペディア等のインターネット上や文献に載っていることは、ごく一部。川内村の人たちは内気な方が多いから、自分から伝えたり残したりはしない分、草野心平さんと関りがあった村民に直接インタビューしたものばかりです。」まさに、未来創造学でこれまでに取り組んできた、「疑問に気づき・調べ・さらに追究する」過程での実地体験、インタビューの大切さに改めて気づかされました。

今後、さらに個人研究を進め、12月4日の中間発表、14日のふるさと創造学サミットに向けて準備をしていきます。そして、この研究を通じて川内村の素晴らしさ、魅力を伝えていきます。

このフィールドワークでお世話になった、いわなの郷・かわうちラボのみなさま、志賀様、そして前回に引き続き今回もコーディネートをしてくださった川内村教育委員会猪狩様、お忙しい中本当にありがとうございました。

【中学校】 哲学対話 何のために働くのか、語り合いました

今日の道徳の時間で行った哲学対話では、働くことをテーマに考えました。まず、将来自分は「何のために」働こうと思うのか、その理由を発表しました。その後、みんなから発表された理由を、今度は自分の中で順位付けし、それぞれなぜそういった順位付けをしたのか、意見交換しました。

 授業で特に印象深かったのは、意見交換する中で、中学1年生が、本当に熱く、将来の夢について語る姿でした。多くの生徒が明確に、理由も含めてきちんと語りあう姿。なかなか見られないと思います。夢は力です! ふたば未来中生は、未来へ向かおうという力に溢れています。

 また、この授業では積極的に発言していない生徒も、他の生徒の発言を聴きながら、自分自身の考えを深めることができていたと思います。それはこの授業で対話に混ざっていなかった私自身が、生徒の発言を聴きながら、何のために働くのかについて、どんどん自分自身の考えを深めることができていたからです。

 本日の対話をもとに、来週はさらに考えを広め、また深めていきます。ふたば未来学園中学校の道徳は熱い! 油断して参加するとやけどします。

【中学校】 未来創造学 11月20日編

 中学校の未来創造学。3年生は3月に行われる修学旅行と地域探究活動を関連させて学習を進めています。

 2年生は地域の様々な発信・表現方法を意識した探究活動の方法を検討しています。牛乳パックを使ってどのような発信がなされるのか。楽しみですね。

 1年生の未来創造学では、4町村に分かれて学習課題の追究を続けています。先週の活動では、それぞれの町村でどのような学習課題を追究しているのかを知り、お互いに学ぶために、交流会を実施しました。

 この交流会によって追究するための視点が多様化し、新たなヒントを得た生徒や、自らの追究が浅いことを自覚し、もっと深堀りする必要性を痛感したという生徒も多く見られました。

 そのうえで本日は自分に徹底して向き合う時間です。それぞれ、設定した学習課題の追究過程を見直し、まとめに取り組んでいます。

 どのようにまとめ、どう表現するのか。正解はありません。生徒たちの「苦しいけど楽しい」試行錯誤が続きます。

【農業】福島ひまわり里親プロジェクト

 今年度、スペシャリスト系列農業を選択する2年生はNPO法人チームふくしまが主催する「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加し活動してきました。

 福島ひまわり里親プロジェクトとは東日本大震災後に始まった福島県に復興のシンボルとしてひまわりを植える活動です。

 全国の方々がNPO法人チームふくしまからひまわりの種を里親として購入、栽培。そして採れた種を福島に戻し、今度は福島の企業や学校などで栽培し、採れた種はバイオ燃料として福島で活用されています。今までで50万人以上の方が参加されたプロジェクトです。

 本校では、全国から戻されたひまわりを栽培し、開花したひまわりは校内やJヴィレッジで展示してきました。

 11月18日(月)に採れた種を2年3組青木茄奈有さんからNPO法人チームふくしまの大和田勲様へ手渡されました。また、大和田様より福島ひまわり里親プロジェクトについて講演をいただき、全国の方々との絆やプロジェクトが掲げる「For you For Japan」の意味を知り、福島で学ぶこと、生きていくことについて学びました。

 手渡したひまわりの種は、バイオ燃料になり、福島交通株式会社のバスの燃料として活用される予定です。

播種されたひまわり

 

ひまわりの定植

ひまわりinJヴィレッジ

ひまわりin Jヴィレッジ2

ひまわりの採種

採種前のひまわり

公演する大和田さん

ひまわりの種を渡す様子

【地域交流】大堀相馬焼陶吉郎窯より作品寄贈

大堀相馬焼陶吉郎窯 寄贈式を行いました。
1 日 時   令和元年10月27日(日)9:50~
2 場 所   福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校 地域協働スペース
3 寄贈者   大堀相馬焼陶吉郎窯 近藤 賢 氏
4 寄贈品   第69回福島県総合美術展覧会 <工芸美術の部>
         福島県立美術館長賞受賞作品 【innocent blue】
5 今回の寄贈について
 本校開校当時より、浪江町の地域伝統文化である大堀相馬焼を教育現場に取り入れてきました。特に陶吉郎窯の近藤親子との連携と交流は、生徒作品として本校の教育現場に活用されています。
 今回の寄贈は、本校の地域交流スペースが、双葉郡の情報展示の場であることに共感したこと。また、caféふぅで使用する皿やコーヒーカップの製作を通してだけでなく、これからの地域伝統文化の姿を地域協働スペース来訪者や生徒に伝えたいと思いから、作品の寄贈ということになりました。
6 出席者

  大堀相馬焼陶吉郎窯        近藤  賢 氏
  福島県立ふたば未来学園高等学校長 丹野 純一
  一般社団法人たんぽぽ  代表理事   〃
  一般社団法人たんぽぽ    理事 ※生徒理事
  一般社団法人たんぽぽ    理事 ※生徒理事
  一般社団法人結び葉   代表理事 石井 美有 (Ⅱ期生)

 

○第3回双来祭での寄贈式の様子

○寄贈式出席者による集合写真

○みらいシアター前のショーケースにて展示しています。

○これまでの大堀相馬焼(浪江町)との交流内容

 

【中学校】未来創造学 富岡町フィールドワーク

富岡町に二度目のフィールドワークに行ってきました。

一度目のフィールドワークで見つけた課題を解決するためのヒントを得ることが目的です。

 

まず、富岡町役場で、企画課の課長様からお話をうかがいました。

事前に生徒の質問をお送りしたところ、たくさんの資料をご準備いただきました。

富岡町の現状や、夜の森の桜並木、復興についての熱い思いを聞くことができました。

生徒も真剣に話しを聞き、たくさん質問しました。

鋭い質問には、「良い質問ですね」とお褒めいただく場面もありました。

それぞれの課題解決のためのヒントをたくさん得ることができました。

 

その後「ツルハドラッグ さくらモールとみおか店」の店長様からお話を伺いました。

そこでは、「富岡町で働くことで工夫していることは何ですか。」という質問に対して、「他の2店舗と商品が重ならないよう配慮しつつも、町民の皆様のニーズに応えて商品を販売していること」とお答え頂けるなど、「さくらモール」が富岡の復興の一翼を担っていることがわかるお話をしていただけました。

 

 今回のフィールドワークを通して生徒からは「富岡町に住む人や、働く人の生の声が聞けたことが、自分の課題解決にとても参考になりました」という感想がありました。

 

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

【農業】サツマイモ掘り

11月6日(水)スペシャリスト系列農業で栽培を選択する3年生3名と広野町立広野こども園の園児18名でサツマイモ堀りを行いました。

本校に集合し、みんなで畑まで歩いて行きました。生徒がサツマイモの掘りかたを園児に説明した後、3年3組の佐藤友衣さんの合図でサツマイモ堀りが始まりました。

サツマイモが土の中から顔をだすと、園児たちは「大きい」「まだあるかな」など収穫を楽しんでいました。

園児たちが持ち帰れないほど収穫できたサツマイモは、スペシャリスト系列農業で食品製造を選択する生徒がお菓子に加工し配布する予定です。また、サツマイモのツルを活用したクリスマスリースを12月に園児たちと作成する予定です。

本校に集合した園児たち

 

歩いて畑に到着

 

サツマイモの掘り方を指導する生徒

 

芋ほりスタート

 

みんなでサツマイモ掘り

 

大きいサツマイモとポーズ

 

集合写真

【中学校】楢葉ふしぎ発見!

未来創造学で楢葉町について研究を進めている生徒たち。

自分の学習課題を解決するために、ならはCANvas、Jヴィレッジ、木戸川漁協の職員の方にお話を伺ってきました。

事前に質問する内容をまとめて臨みましたが、当日は準備していた質問だけでなく聞き取りをする中で感じた疑問も解決しようと努めていました。1時間という短い時間でしたが、一人一人が課題解決に向け熱心に聞き取る姿が印象的でした。

 

木戸川漁協では、台風の影響で鮭の捕獲量が減少し、また遡上の終盤時期という中でしたが、鮭の姿が見られ生徒たちは大興奮でした。

また、楢葉、広野、川俣の三町がアルゼンチンの復興ありがとうホストタウンに選ばれている縁で、ブラインドサッカーアルゼンチン代表の方々と交流することもできました。

 

交流の中で、木戸川漁協やすいとん研究会、おたふくの会、楢葉町復興推進課の方々が取れたての鮭を使った鮭料理を振舞ってくださり、生徒たちも美味しそうに頬張っていました。品数も豊富で、マミーすいとん、ちゃんちゃん焼き、鮭ドック、柚子コロッケ、ふたば未来学園の高校生が開発した鮭フレークを使った鮭ごはんが振舞われました。アルゼンチンの方々も“rico!(美味しい)”と素敵な笑顔で言っていました。

生徒たちはアルゼンチン代表の方々と交流するのに緊張していましたが、通訳の方々のお力添えもあり鮭料理の美味しさや学校の出来事、ブラインドサッカーで大切なこと等話すことができました。

最後は記念撮影をし、アルゼンチンの方を全員でお見送りしました。

 

学校に戻ってからは、フィールドワークで学んだことをまとめ、個人研究を進めました。

楢葉町の皆様、ありがとうございました。

私たちはこれからこの楢葉町の素晴らしさ、魅力を伝える準備を進めていきます。

【中学校】双来祭 合唱

去る10月26日の双来祭校内発表で中学生が合唱を披露しました。前日の大雨の影響で参加できなかった生徒が数名いましたが、日頃の練習の成果を発揮しました。

 

 

 

当日は合唱の指導をしてくださった「心に花を咲かせよう合唱団」の皆さんの合唱も披露されました。

中学校未来創造学・文化祭で中間発表会を実施しました

 10月27日、ふたば未来学園中学校・高等学校として、また本校舎として初めての文化祭が中高合同で行われました。中学校での企画は1年生が「未来創造学中間発表会」、2年生が「表現型探究発表会」、そして3年生は全員がバドミントン部ということもあり、この日はみんなが知りたかった「インドネシア遠征」についての発表と、中学生らしい「学習発表」中心の内容でした。

 高校ではお化け屋敷や模擬店など来場者の心をくすぐる企画が盛りだくさんといった中、果たして中学フロアに足を運んでくださる方がどのくらいおられるのか…との不安を感じながら開場時刻を固唾を飲んで待ちました。

 しかし、期待はよい意味で裏切られました。開場と同時にたくさんの方々においでいただいたからです。

 午前中に行われた中学1年生の未来創造学中間発表の様子を見てみると…。

 完全1人1研究ですから逃げも隠れもできません。すべて自分の力で熱心に発表しています。結果として、着眼点がとても鋭く、また伝え方にも熱意がこもっている生徒が多かったです。当日の発表では保護者の方や地域の方から的確なアドバイスをいただきました。今後の研究に繋げることができそうです。

 午後からはみらいシアターにて、中学2年生、3年生による発表が行われました。

 2,3年生の発表はともに極めてクオリティが高く、中には「ちょっとだけ見て次の場所に移動しようと思っていたら、面白すぎて最後まで見てしまった」とおっしゃる来場者の方も…。

 文化祭の発表で得た大きな経験を今後の活動に生かしていきたいと思います。文化祭へのご来場、本当にありがとうございました。

 

【探究】SGH通信「高校1年次・産業社会と人間・対話劇ワークショップ&フィールドワークに向けた講義」

 10月27日、28日の文化祭を直前に控えての産業社会と人間ですが、今週は10月9日に引き続き、対話劇づくりに向けたワークショップを行いました。2クラスごと計10班に分かれてのワークショップでは台本が配られ、演技も行いました。国際化時代におけるコミュニケーション能力とはなにか、なぜ、演劇や芸術に触れることがコミュニケーションのツールとして重要なのか、じっくりと考え経験していきます。

 演技力や表現力は、一朝一夕で身につくものではありません。今回の講演を活かして12月の発表では聴衆の胸を打ったり、共感を呼んだりするような劇を作り上げてほしいです。

【中学校】未来創造学

 今年度、中学生は、「双葉ふしぎ発見」をテーマに双葉郡をフィールドとして、地域学習を進めています。各自学習課題を設定し、追究活動に取り組んできましたが、文化祭ではその中間発表会を行います。

 中間発表会は、10月27日(日)に迫った文化祭の一般公開で行われます。そのために各学年、準備に取り組んでいます。

広野町グループ、お米やバナナ、童謡などの内容について追究している生徒が多い様子です。

 

楢葉町グループ、木戸川の鮭やここなら笑店街、ならはCANVASの謎などに迫っている様子です。

 

 富岡町グループ、海に関することだけでなく、街の現状そのものや夜ノ森の桜に関心を持ち、その魅力を追究している様子です。

 

 川内村グループ、モリアオガエルや草野心平さん、いわななどに関心を持ち追究している様子です。

 

 2年生は地域のことなどを題材にした英語でのダンス上映を企画。既に収録の大半を終え、ALTのニック先生の協力を得て編集作業に取り組んでいます。3年生は発表準備をみらいシアターで行っていました。準備は非公開で行われました。27日午後から行われる発表を楽しみにしていてください!

中間発表会では追究活動の現状について発表し、お聞き頂いた方々からご意見を頂き、今後の追究に生かしたいと考えています。多くの地域の方々にお越し頂き、アドバイスを頂ければ幸いです。多くの方のお越しをお待ちしています。

SGH通信「中学1年次・グローバルスタディ(GS)」

 今週のGSからは、「世界の国からこんにちは」として「高校に留学してきた2人の留学生といっしょに英語で数式を表してみよう!」を行いました。クロス・カリキュラムも進んできているところなので、とても興味深い実践です。

扱った計算はごく簡単な内容のみだったのですが、実際に自分で立てた数式を読んだり、留学生が話す数式を聞き取ったりするのはとても面白い体験でした。普段の授業では経験しない脳の動きを感じることができました。

ペアで数式を立て、問題を出し合う中で「カッコはどう読めばよいのか?」といった質問が出ました。隣室で授業を行っていたALTのダニー先生に教えてもらうことができました。実際の疑問から学びが深まったので、生徒の関心もとても強まったように感じました。

授業の最後にはフィリピン語で「さよなら」のあいさつを行い、グローバルさを最後まで味わうことができました。

SGH通信「1年・産業社会と人間・インタビュー事前調べ

 台風19号の被害に遭われた皆様にお見舞い申しあげます。全力をあげて復旧に努められていると思います。一日も早い再建を願っております。復旧に向けてボランティア活動に参加する生徒も多い中、先週に引き続き演劇に関わる授業が行われました。

 先週行われたオリザ先生による特別講義を受け、自分たちで対話劇をつくるためには地域に飛び出し、地域の人々の思いを知る必要があります。そこで、来月20日、27日には各班で選んだ企業や団体に訪問し、インタビューを実施します。生徒たちはアポ取りから行うので、事前の準備は欠かせません。そこで、今日の授業では訪問する企業・団体を調べ、相手に質問する内容を調べました。

 調べ学習に入る前に斉藤夏菜子先生からインタビューについての事前学習が行われました。映像を用いた分かりやすい説明からはインタビューに大切な3つの要点を学ぶことができました。

①    「知りたい!」と、いう思いを伝える。

②    「何も分からないので、教えてください」と、いう謙虚な姿勢で臨む。

③    「何が知りたいのか!?」を、明確にしたインタビューを行う。

と、いったものでした。

 その後、生徒たちは各班に分かれ、図書館や協働学習スペースでの調べ学習を行いました。

【農業】ホウレンソウ成長記録(スペシャリスト系列農業)

 10月16日(水)、約一ヶ月の栽培期間を経てホウレンソウの収穫を行いました。収穫したホウレンソウは豚汁の具材として残すことなく、おいしくいただきました!

↑【9月10日(火)播種】

 

↑【10月2日(水)間引き前】

 

↑【10月16日(水)収穫】

【2年アグリビジネス探究ゼミ】大熊町フィールドワーク

 10月9日(水)、大熊町の魅力を発信したい!と考えている生徒達が大熊町フィールドワークを行いました。この日は、一般社団法人おおくままちづくり公社の佐藤亜紀さんのご自宅を訪問し、自宅で栽培しているキウイの収穫をお手伝いさせていただきました。

 佐藤さんへのインタビューでは、震災前と震災後の大熊町の様子や、復興でみる広野町と大熊町の比較、全国に広がっている大熊町民のコミュニティの存在など、貴重なお話を伺うことができました。

【農業】稲刈り実習およびライスセンター見学

 10月9日(水)「有限会社フロンティアひろの」の所有水田にて稲刈り実習および施設見学をしました。

 スペシャリスト系列農業を選択する3年生3名がヤンマーアグリジャパン株式会社鈴木健二さんの指導の下、コンバインによる稲刈り実習が行われました。刈り取られた稲がどのように脱穀されるかなどコンバインの構造について説明を受けたあと、生徒たちは実際にコンバインを操作し、稲刈りを行いました。その後ライスセンターへ移動し、芳賀吉幸代表取締役から、収穫後に乾燥・もみすり調整・包装を行うライスセンターについての説明やコメの全袋検査などについての話がありました。

 参加した生徒たちは、田植え・稲刈りを体験し、主食であるコメがどのように栽培され収穫・出荷されているかを知り、農業の大切さを学びました。

収穫されたコメは有限会社フロンティアひろのさんよりご提供いただき、11月に本校で行われる収穫祭で農業を選択する生徒たちに振る舞われる予定です。

コンバインの構造の説明

 

コンバインを操作し稲刈りを行う生徒

 

籾をコンバインから排出する様子

 

ライスセンターの説明

【農業】小泉進次郎環境大臣「すごくおいしい、桃の香りがすごいね」

 10月4日(金)、環境省を訪問し、本校生徒が製造した桃のマドレーヌとフィナンシェを小泉環境大臣に召し上がっていただきました。使用した桃は、本来廃棄される規格外の桃を伊達市からお譲りいただき、農業の実習授業で製造を行いました。開発した生徒は「何度も試作を重ね、桃のピューレを手作りすることで“桃感(ももかん)”を出しました」と言っていました。小泉環境大臣にも「すごくおいしい、桃の香りがすごいね」と言っていただき大好評でした。

10月5日(土)、6日(日)には、環境省主催「GTFグリーンチャレンジデー in 新宿御苑」に参加し、来場されたお客様に桃のマドレーヌとフィナンシェをお配り、完売することができました!

 

【10月4日(金)in 環境省】

 

【10月5日(土)・6日(日)in 新宿御苑】

▲今回桃をお譲りいただいた、伊達市農政課課長 梅津様

 

▲規格外桃×ふたば未来×環境省のコラボスイーツをSNSで発信しています!

 

【農業】ジャック・オー・ランタンの作成および展示

  本校のスペシャリスト系列農業2年生は、ハロウィンに向けてハロウィンカボチャを栽培し、ジャック・オー・ランタンに仕立て、本校舎の正面入口に展示しました。約1ヶ月間展示するために中をくり抜かずに紙を貼り、黒マルチなどの農業資材を活用した装飾に仕立てました。

 10月27日(日)の双来祭では、中をくり抜いたジャック・オー・ランタンにLEDライトを点灯させ展示する予定です。

 半年間かけて作り上げたジャック・オー・ランタンに生徒達は、栽培・管理・収穫・加工・展示する課程で農業のもつ楽しさや可能性を学びました。

【国際交流】 ニュージーランド日本語教員来校

 9/26(木)にニュージーランド日本語教員の2名が来校され、生徒と交流を行いました。お昼の放送では、お越しいただいてすぐに特別ゲストとしてお話しいただき、5時間目と6時間目に授業内で生徒と交流を行いました。

5時間目は、1年生のコミュニケーション英語Ⅰの授業2つと、3年生の英語表現Ⅰのクラスで交流を行いました。1年生フロアでは、本校の生徒同士も学年をまたいで交流を深めました。日本文化のプレゼンテーションを行うクラスや、クイズを行うクラスなど、様々な活動で交流を深めました。

6時間目は、2年生の英語表現Ⅱの授業の中で交流を行いました。マオリ語の言葉を教えていただいたり、現地のお菓子をいただき、味から名前を当てるゲームをしたりして交流を深めました。

7時間目は、本校の英語科教員とニュージーランドの教員とがディスカッションを行いました。今後のさらなる交流に向けた協働の形を話し合い、授業の中で交流が続けられそうです。

放課後、お二人は部活動を見学され、演劇部員と交流しました。

今回お土産にいただいた本のしおりやCD、ニュージーランドの鳥の旗を選択4教室に置きました。ぜひご覧ください。

【中学校】 演劇ワークショップ 10月2日

 前・後期制の本校では、本日から後期がスタートしました。後期スタートの日に合わせ、中学校では演劇ワークショップが行われました。

 本日も「Public」から講師の先生方をお招きし、クロスワードをテーマとして、演劇に取り組みました。

 はじめにグループに分かれて、「椅子のベストシェア」を行いました。

 

班によっては7人もの人数が1つの椅子に座らねばなりません。それも、その姿勢で30分以上保つことができるくらいの調和が求められます。

 

それぞれ、見事な「ベストシェア」が実現しています。入学から半年を経て、集団の質が向上しているせいか、どうすればよりよくシェアができるか考え、実践する姿が見られました。活動の後はみんな以前よりもっと仲良くなっているように見えましたよ。

 

さて、これは合格したかな?? 

 続いては本日のメインテーマ「クロスワード」です。まずはシナリオの空白を埋めていきます。

 

 さて、シナリオができた・・・と思ったら!! 講師の先生から「シナリオ交換!」の指示が。生徒たちからは悲鳴が・・・。

 

それでも生徒たちは他の班が作った無関係な言葉をつなぎ合わせたシナリオをもとに、どんどん劇を作り上げていきます。この時間の集中力がすごい。おいそれとは立ち入れない雰囲気で、独自の世界観を表現するための劇づくりに没頭しています。

 そして発表。お客様たちといっしょに劇を見た教頭先生が「すごい成長ぶり」と舌を巻く表現力に富んだ発表でした。

 

 

講師の先生が話されていた「『よくわからないけど面白い。』ということの面白さがわかってきた。」という言葉が、生徒に対する最大の賛辞だと思います。

恥ずかしながら私もやっと、生徒たちの表現したい何かしらが、少しだけわかってきたような気がします。

 

 

 

 

【中学校】 哲学対話 9月26日

本日の哲学対話も神戸和佳子先生にご指導いただきました。

 テーマは先週に引き続き対話力のパワーアップ!

 まずは自分の思いを付箋に書いていきます。思いをどんどん書くことで、自己の内面と向き合うことができます。己との対話、すなわち己を知ることが、他者との対話力向上につながります。

 書いたものをグループ分けしています。班によってサクサク進むところと、ほとんど進まないところが・・・。この分類の作業を通し、自分自身のことを客観的に見ることができるようになります。客観的な視点を得ることで、対話するうえで、自分が大切にしている軸を自覚することができるようになると感じます。

 

ここからは、自分たちから離れて、もっと視点を広げて新しい考えを出していきます。

今週の哲学対話からもとても大きな気づきを得ることができました。生徒たちも目からうろこが何枚も落ちた様子です。神戸先生、今週もありがとうございました!

【探究】未来創造探究 生徒研究発表会2019開催しました!

 去る9月21日(土)、新校舎を会場にして初めての「未来創造探究 生徒研究発表会2019」が開催されました。会場だけでなく、初めての週末開催ということで、数多くの教育関係者、地域の方々など外部からの参観もあり、開始前から生徒のやる気も緊張も最高潮でした。分科会に先駆けて行われた開始式ではこれまでの探究の様子を撮りためたmムービーが上映されました。音楽に合わせ、リズミカルにこれまでの探究の道のりや6つの探究ゼミの取り組みを良くとらえて紹介していたので、どの生徒のテンションもさらに上がりました。

その後、午前中に前・後編に分けて開催された分科会では7つの会場で計39本にも及ぶ2年間の探究してきた内容の発表がありました。

各分科会では、

青木 淑子様(NPO法人富岡町3.11を語る会 代表)

伊藤 学司様((公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会CFO(最高財務責任者))

佐藤 理夫様(福島大学 共生システム理工学類 教授)

菅波 香織様(未来会議事務局長、いわき法律事務所 弁護士)

半谷 栄寿様(一般社団法人あすびと福島代表理事)

平山 勉様(双葉郡未来会議 代表)

松岡 俊二様(早稲田大学国際学術院(大学院アジア太平洋研究科)教授、早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)所長、早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンター長)

といった各界のトップランナーの方々に審査員を務めて頂きました。

 それぞれの分科会では審査員の方々からの感想とアドバイスをいただきました。また、各会場には高校1・2年次生はもちろん、中学生も参加していたので、発表した3年次生の後輩たちの探究に活かして欲しいという思いも伝わりました。さらに、発表後に行われたディスカッションでは会場が一体となってより深い内容についての質疑応答が行われ、互いの思いを共感することができました。例えば、今年度、猪苗代町から広野町に練習拠点を移動したバドミントン部員を中心とする探究発表では、分科会での発表では語られなかった福島への思いや、部活動との両立の苦しさについて率直な感想を聞くことができました。

昼食を挟んで、午前中の分科会ごとに選ばれた代表7件について発表が行われました。さすがに午前中の分科会を勝ち抜いてきた発表はいずれも深い考察と献身的な実践に裏打ちされていて大変復興の参考となる研究に溢れていました。

審査員の先生方が審査をまとめている時間には今夏行われたベラルーシ研修についての発表も行われました。こちらは実際研修で行ったダンス・ミュージックの紹介などもあって聴衆の心を虜にするような素晴らしいプレゼンテーションでした。

大幅に協議の時間を超えてまで審査した結果、以下の各個人・探究グループが表彰されました。

最優秀賞

  • 『地域交換留学』
    原子力防災探究ゼミ 渡辺美友

優秀賞

  • 『ひろのニコニコ大作戦~先生はおじいちゃんとおばあちゃん~』
    健康と福祉探究ゼミ 草野くるみ、遠藤未来、遠藤愛莉
  • 『双葉郡のイメチェン』
    メディアコミュニケーション探究ゼミ 志賀瑚々呂、鶴飼夢姫
  • 『美容でいきいきプロジェクト』
    健康と福祉探究ゼミ 田口未来、遠藤聖弥

探究賞

  • 『バイオマス』
    再生可能エネルギー探究ゼミ 鈴木彪雅、森谷友星、五十嵐心咲、西坂まいな
  • 『地域の特産品を使って風評被害を払拭する』
    アグリビジネス探究ゼミ 宇佐美翔太、門馬杏由美、浅野琴美、大和田日南子、遠藤綾那、室原智泰、志賀芙右華、坂本香蓮
  • 『障がいとつながるプロジェクト』
    健康と福祉探究ゼミ    小湊真由、小椋遥花、一ノ倉愛梨、草野まほ
  • 『震災を教訓にする』
    原子力防災探究ゼミ    青田このか、秋山杏由子、猪狩汐理、山崎美涼
  • 『Future Change the Ability(FCA)』
    スポーツと健康探究ゼミ         遠藤匠、髙村諒、宮本皇介、渡部柊斗、鈴木駿太郎、高橋勇登
  • 『人と人がつながるボランティアを通した共助社会の形成』
    原子力防災探究ゼミ       菅野光桜

共感賞

  • 『地域交換留学』
    原子力防災探究ゼミ       渡辺美友

 

 

 

【中学校】 未来創造学 9月25日

 本日の未来創造学も、各学年探究活動に取り組みました。中学1年は双葉地区についての学習課題の追究に取り組んでいます。

 

そのうえで、追究の途中経過発表を行っています。少人数で率直に、現在抱えている追究の悩みについて語り合います。追究活動は個々人で行っていても、学び合いは集団のチカラを存分に生かして進めています。

 

 

 

 

 

生徒相互のアドバイスを聞いていると、その成長に驚きます。

「その事例のデータが無くても、似た事例を探してデータを集めて推測すれば・・・」

「なるほど! すると、この事例ならば・・・」

これまでの取り組みから、生徒は多くのことを蓄積しています。そうした蓄積を生かし、探究活動に取り組んでいる様子が伺えます。

2年生の活動は、表現系探究活動です。双葉地区を紹介したダンスを英語なども用いて文化祭で発表するために、その内容について話し合っています。最後まで粘り強く考える様子から、生徒の資質・能力が高まっていることを感じます。この後早速、具体的な表現活動に取り組んでいました。

 

3年生は、自分たちと地域とのかかわりについて追及しています。自分たちがこのふたば未来学園で競技に取り組む意味。そして学校生活を送る中で大切にしたいことを、率直に話し合っています。

生徒たちは今後も引き続き、双葉地区をフィールドに、自分と、そして世界と向き合っていきます。

【中学校】 哲学対話 9月19日

 本日の中学1年、哲学対話のテーマは「考える」です。「考える」方法には、一人で考える方法と他の人と考える方法がありますが、今日は「一人で考えるより、みんなで考えたほうが先に行ける。」ことを実感するため「チームワークで考えていく練習」をしました。

 

グループを作り、制限時間内で順番に質問をしていきます。

質問を受けることで、それまでになかった視点で考えることができ、またぼんやりと考えていたことを、きちんと考えて話すことができます。

対話後の生徒の感想からは、対話を経て、思考の階段を一段高く昇れた様子が伺えました。

 

来週以降の哲学対話でも引き続き思考を深めていきます。

【中学校】1年生ながら双葉地区中学校英語弁論大会優勝・福島県下中学校英語弁論大会6位入賞

 本校中学1年生の大内萌楓さんと岡村麻里華さんの2名が、8月28日に楢葉町コミュニティーセンターにて行われた双葉地区英語弁論大会に参加しました。大内さんは「Malala Yousafzai: Education First」、岡村さんは「Tom Has to Work on Saturday」という題で暗唱の部に出場しました。2名とも夏休み中は猛暑にも負けず登校し、熱心に練習に励んでいました。夏休み明けの中学校集会にて、全生徒と教職員の前で度胸付けにスピーチを披露した際は、先生方と生徒たちから「中学1年生なのに、こんなにできるの?」「感動した」という驚きと称賛の声が聞こえてきました。本番当日の朝は緊張した面持ちでしたが、いざ登壇し演台に立ったときの姿は堂々としており、練習の成果を存分に発揮しました。他校では2,3年生が中心に出場している中で、岡村さんは優勝、大内さんは2位という素晴らしい結果を収めました。優勝した岡村さんは、9月6日に伊達市ふるさと会館にて行われた福島県下中学校英語弁論大会へ出場し、県という大きな舞台でも6位入賞を果たしました。

 今回、英語弁論大会に参加した2名の生徒の姿に、「今度は私も弁論やってみたい」という気持ちを持った生徒も少なくありません。そのような前向きな気持ちで英語の学習に取り組む生徒が増えてくれたらうれしく思います。Enjoy English!!

【中学校】 未来創造学 9月18日

夏休み明けの未来創造学では、夏休み中に設定した「双葉ふしぎ発見」の学習課題追究活動に入っています。

 

今日は、課題追究の現状から、テーマの再設定なども含めた今後の見通しについて、担当の先生との個別面談を実施。

 各グループごと、一人一人丁寧に面談しています。

 

面談で話を進めるうちに、新しいアイデアが見つかった様子。

話をすることで自分の考えが整理され、自分が本当に疑問に思っていた「ふしぎ」は何なのか、の核心に近づくことができます。

 

 先生方にとっても、生徒の持つ熱い思いを受け止める面談は、大きな学びの場です。

 毎週少しだけ「解決」するふしぎと、調べれば調べるほど「増えていく」ふしぎ。増えていくほうが断然いいのです。

 今後も学習課題を追究することを通し、自分と向き合っていきましょう!

【商業】高校生ビジネスプラングランプリに向けて外部講師をお呼びしました。

現在スペシャリスト系列商業2・3年生は、「第7回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の応募に向けて、日本公庫の職員の方に出張授業をしていただきました。

 今回は、ビジネスプランの作成の仕方や収支計算のしかたなどを金融のプロの視点からアドバイスしていただきました。
 生徒たちは、地域の資源を利用した商品の開発・販売に関するプランやおひとり様サービス関連のビジネス、通学中の高校生をターゲットにしたビジネスプランなどを発表しました。今日のアドバイスを受けてさらに内容に磨きをかけ、エントリーしていく予定です。日本公庫のみなさま本当にありがとうございました。

【中学校】マサチューセッツ工科大学との交流

 8月31日(土) 世界最高峰の大学として知られるマサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生が来校し、情報科学部の生徒を中心とする中学1年生と交流しました。双葉地区の教育環境に深い関心をお持ちくださっている、MITの宮川繁教授の紹介で実現したものです。

お話を伺うと、ふたば未来学園中学校はとても注目されており、来校をとても楽しみにして来たとのことです。はじめに生徒から学校の紹介を行い、その後、学校についての質問を受けました。

 

 本校での英語の活動が話題になり、その流れで先日の双葉地区英語弁論大会暗唱の部に出場して1位、2位を獲得した2人の生徒が、急遽弁論を発表することに!

 

 突然の出番でしたが、本番同様素晴らしい出来映えを披露し、素敵なコメントを頂くことができました。その後は「MITを目指した理由」や「今後必要となる能力」「福島の印象」などについて、英語と日本語を交えた意見交換を行い、最後はフリートークの時間。「地域でおいしいお店」の話題が一番盛り上がったようです。

 

 残念ながら時間切れとなり、いつかの再開を誓ってお別れしました。生徒たちからは十分英語で話せなかったことのもどかしさを感じ、英語でのコミュニケーション力向上が必要だと改めて感じたという声や、世界最高峰で学ぶ方々が日本語を学び、本校やこの地域に関心を持ってくださっていることに驚き、自分たちももっと世界に視野を広げて活動していかねばといった感想も聞かれました。

 「どうもありがとうございました!」

東京都合同防災キャンプ交流会

 8月22日(木)に東京都合同防災キャンプが行われ、防災士の資格を目指している東京都の高校生85名が未来シアターで交流会が行われました。初めに高橋教頭より、震災当時の状況や学校の概要についての説明がありました。その後、社会起業部の生徒が司会をし、交流会が行われました。ふたば未来学園の生徒2~3名に対し東京都の生徒が車座に囲んで質問をするという形式でした。東京都の生徒たちは防災士を目指しているだけあって、ふたば未来学園の生徒たちの話にメモを取りながら真剣に聞いていたのが印象的でした。その後未来ラボに移動し、自由時間。いろいろな高校生と交流し、仲良くなった生徒たちと自撮りをしている姿があちこちで見られました。有意義の交流会でした。

 

震災当時の様子や学校の説明に真剣に聞き入る東京都防災キャンプの生徒たち

 

社会起業部の生徒の司会で交流会開始

 

ふたば未来学園の生徒に聞く質問を考える東京都防災キャンプの生徒たち

 

インタビュー開始 質問に答えるふたば未来の生徒たち

 

ふたば未来生の話にメモを取りながら真剣に聞き入る東京都防災キャンプの生徒たち

 

司会の合間にも質問が

 

フリートークはうって変わって和やか

 

東京都防災キャンプの代表生徒あいさつ

 

自撮りで記念撮影

【福祉】国連大使夫人 星野千華子 氏 来校

日 時:令和元年8月21日(水)10:00~11:00

内 容:本校生徒との意見交換と校舎見学

本校参加者:2年次生 3名(スペシャリスト系列福祉 介護職員初任者研修受講者)

      3年次生 2名

      福祉科教員

その他:ニューヨーク在住の星野氏は、8月18日(日)~23日(金)の間、いわき市内に宿泊し、東日本国際大学内での交流活動や東京電力福島第一原子力発電所見学等のスケジュールの中で、広野町での活動に充てる時間を本校生徒との交流に充てていただいた。

 

星野千華子 氏
元 国立療養所村山病院(現・独立行政法人国立病院機構村山医療センター)
ソーシャルワーカー
現 レノックス・ヒル・ネイバーフッド・ハウス インストラクター(Instructor, Lenox Hill Neighborhood House)
〔国連大使夫人〕

 *略歴*
神戸市出身。上智大学文学部社会福祉学科を卒業し、厚生省(現厚労省)に入省。その後、国立療養所村山病院(現・独立行政法人国立病院機構村山医療センター)でソーシャルワーカーを務める。
現在は、ニューヨークにある「レノックス・ヒル・ネイバーフッド・ハウス」(Lenox Hill Neighborhood House)※のインストラクターを務める。
米国でヨガのインストラクター資格、日本で介護福祉士、傾聴療法士の資格を取得。米国の民間団体「ワールド・ヨガ・コミュニティ(World Yoga Community)」より、ヨガの哲学と実践を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)普及に寄与したことから「ヨガ大使(Ambassador of Yoga)」の称号を拝受。
※レノックス・ヒル・ネイバーフッド・ハウス…ニューヨーク市のアッパー・イーストサイドに設立された由緒ある非営利の福祉施設で、幼児から若者、シニア、ホームレス支援など、コミュニティの多くの人々に「居場所」を提供している。
 

  生徒一人ひとりと向き合って優しく語り掛けていただきました。東日本大震災の話で、涙があふれてしまった生徒をハグしてくださる場面もありました。

 

 「自分を大事に」「自分らしく」そして「出会いを大切に」と静かに、しかし力強いメッセージをいただき、それぞれの夢に向かう力がわいてきた様子でした。

 

【中学校】「小学生対象体験入学」開催

 8月24日(土)、小学生を対象とした体験入学が行われました。会場のみらいシアターの定員を上回る180名の方が来場し、熱気あふれる中で「グローバル・スタディー科」の授業が行われました。

7月の学校説明会でも活躍した本校中学1年の情報科学部を中心とするメンバーに、ソフトテニス部・吹奏楽部有志の生徒も加わり、活動をフォローアップ!

 

日ごろから英語を使った活動が多いせいか、生徒たちは自然な流れで活動の輪に入っています。

 

 小学生の皆さんは、とても熱心に校内英語オリエンテーリングに取り組んでいました。短時間でしたが、本校グローバル・スタディー科の一端を感じていただけたのではないでしょうか。

 

 体験授業終了後は、希望する児童・保護者の方を対象に、本校一年生による、「学校生活についての座談会」を実施しました。参加した児童たちはもちろん、保護者の方々からもどんどん質問が出ていました。学校生活のこと、寮の様子など、中学1年生は、それぞれ自分の言葉できちんと答えていました。ご来校ありがとうございました。

 

座談会を行った中学1年生の皆さん、お疲れさまでした!

 

 

【中学校】演劇ワークショップ8月23日

 夏休みが明けて2日目。中学1年生は本日午後から、元気に演劇ワークショップに取り組みました。

 今回も東京から、講師としてPublicの皆さんが来てくださいました。

 今日は「台本作り」に挑戦です! ランダムに分けられたグループで、決められた文字数でセリフを考えます!! うまくできるかな・・・

 使って良い文字には制限があります。ポイントは、できるだけ枠にはまらない! こと。そして、わざとズレてぼけること! です。当然、到底うまくいくはずのない台本なのですが・・・。まずは口頭で読み合わせてみると・・・なぜかストーリーができあがってしまい! 面白い。

 2回目は、台本の基本である登場人物や状況設定などを考えています。様々なシチュエーションを想定してのシナリオ作り。様子を見ていると、各班から、枠にはまらない多様な意見が聞こえてきます。

 そして、完成させた台本をもとにして演劇発表。う~ん、深い!

 4月の入学直後に行われたワークショップの時とは比べものにならない成長を感じました。

 すべての班の発表に、何かしらのメッセージが含まれていたからです。生徒たちは短い発表にそれぞれの世界観を表現していました。なんだろう・・・あ! そういうことか! 生徒たちの表情が変わるのがはっきりわかります。

 それにしてもPublicの皆さんのコメントが深い! 今回もプロの仕事ぶりを見せつけられます。

 さて、来週からは全中団体男女ダブル優勝に輝いたバドミントン部の皆さんも登校します。

 そして、明日は小学生の皆さんが本校の体験授業に参加します。皆さん、気をつけてお越しください!

【中学校】夏休み明け集会

夏休みが明け、本日から授業再開です。

生徒たちはよい表情で登校しています。

まずは1時間目に未来シアターにて、夏休み明け集会を開催しました。

校長先生のお話です。入学からの日々を振り返り、生徒たちの頑張りを熱く称えくださいました。生徒たちの表情がどんどん前向きになっていくのがわかります。

 

次に代表生徒の発表です。

「私たちの良いところは・・・みんなで仲良く協力できること。私を含めて課題としては・・・メリハリを付けきれないこと。」冷静に集団を振り返る端的な発表でした。

 

そして今月28日に行われる「英語弁論大会」に向けて、2名の代表生徒から発表がありました。聞いている生徒たちの心を動かす、見事な発表でした。

 

夏休み明けも中学生の活動の様子を随時お知らせしていきます。

 

【海外研修】ベラルーシ研修報告(8月3日以降)

 この日はいよいよ最後の日。スーツケースの荷造り、部屋の片付けなどを済ませ少し遅めの朝食をとりました。その後ベラルーシ友好派遣団の解団式が行われました。子供たちは、全国から生集まった高校生たちやベラルーシ人スタッフと最後の別れを惜しんでいました。ベラルーシ人スタッフとのお別れでは涙をにじませながら抱き合っていたようです。その後空港に着き、チェックイン、出国審査、保安検査を済ませ無事帰りの飛行機に乗ったのは13時半。途中の乗り継ぎ地となったアブダビ空港ではアラブ人の旅行客の中に埋没していましたが、行きとは違ってまるでびびることなく自然な姿で対応していたのが印象的でした。約20時間のフライトの後、成田空港に着いたのは8月4日13時でした。予定通り、バスに乗り、いわき中央インターとふたば未来でそれぞれ解散しました。生徒たちは疲れていたようですが、出迎えた教頭先生や保護者達と笑顔で旅の様子の一部始終を話している様子が印象的でした。長きにわたった友好旅行団もこれですべて終了です。

無事、成田空港に帰ってきました!

【海外研修】ベラルーシ研修報告(8月2日)

 この日はミンスク近郊の世界遺産に登録されているネスヴィジ城とミール城を見学に行きました。どちらの城もメルヘンの世界を彷仏させるような外観でした。中は博物館となっており、その部屋ごとに当時の貴族の生活の様子を伝える物が展示してありました。ラジビル家所有の様々な調度品がありましたが、中には16世紀に使われていたテーブルがありました。 ネスヴィジ城は比較的保存状態が良いのに対し、ミール城は当時の城塁が破壊されたまま残されていました。その後最後の見学として、国立図書館に行ってきました。高さ70メートルを超す近代的な作りで、莫大な量の蔵書が閉会式の図書館として閲覧することが可能になっていました。さらに屋上は展望台となっておりミンスクの街を見渡すことができました。改めてミンスク近郊を上から見渡してみると、遠くまで平原が広がり、改めてヨーロッパの土地の広大さを実感することができました。その後夜は再びお土産を買いに買い物に散策に出かけました。ベラルーシルーブルは残しておかないほうがいいので、子供たちはいろいろ工夫をしながら買い物をしていました。

ネスヴィシュ城の中庭

 実家がネスヴィシュ城の近くのアンドレイと!

 ネスヴィシュ城入り口にて!

ミール城の正門近くにて!

国立図書館の前で!

 国立図書館の中。 ヨーロッパ選手権のマスコットと一緒に!

 中庭のレストランの前で!

【海外研修】ベラルーシ研修報告(8月1日)

 この日は朝早くズブリョーノクを出発し、首都ミンスクに向かいました。約2時間半の道のりでしたが途中休憩がありました。トイレは施設としては併設しておらず、森の中という驚きの状態でした。子供たちもちょっとびっくり。ミンスクにつくとまずこの事業のスポンサーであるゲームストリーム社を訪問しました。戦車や戦艦を題材とした対戦型のオンラインゲームを作っている会社ですが、そのデモゲームをやらせてもらい子供たちは楽しい時間を過ごしていました。その後ミンスクの市内を観光しました。至るところに複雑なヨーロッパの歴史を彷仏とさせる慰霊碑等が置いてありました。特にアフガニスタン戦争の時にはベラルーシから30,000人の兵隊が派兵されました。その派兵された兵隊の中で帰ってきていない子供たちを嘆く母親の大きな像が置いてあり、ベラルーシの歴史の影の一面を感じることができました。この日は夜の自由時間に初めて子供たちは買い物に出かけました。近くのショッピングセンターに全員で買い物に行ったのですが、ベラルーシは物価が安いので買い物袋いっぱいに買い物をしてたくさんお土産などを買い込んでいたようでした。

ゲームストリーム社にて

ミンスク中心部にて

派兵され、帰還をしなかった息子たちを悲しむ母親の像

ミンスク中心部のカトリック教会にて

【海外研修】ベラルーシ研修報告(7月31日)

 この日は1番大きなイベントとなる1日でした。まずは、日本の伝統的な遊びや文化を紹介する時間が設けられました。その中で生徒たちは浴衣を着て、ベラルーシやポーランドの子供たちに習字やおはじきなどを教えていました。大勢のベラルーシ人の中に囲まれ、お互いに英語が片言の状態で一生懸命意思の疎通を果たしていました。ある物事にこちら側の造詣が深ければ、最小限の言葉で十分な意思の疎通が図れることを実感したようです。その後自分たちの住んでる地域についての発表と ダンスなどの舞台パフォーマンスが行われました。1年生はいわきの食べ物と震災後の食べ物の状況について2年生は震災後の様子と現在の状況並びに未来創造学が目指すところなどを発表しました。舞台パフォーマンスでは2年生が「学園天国」1年生が「パプリカ」を踊りで披露しました。特に2年生の踊りはベラルーシ人の子供たちが立ち上がって一緒に踊り熱気に包まれた発表となりました。この発表はベラルーシに来る前に日本で時間をかけて準備をし、こちらに着いてからも練習をしていたので、子供たちはとっては実に充実した1日となったようです。

あっという間に沢山の人だかり!大盛況!

いつか日本に行ってみたい!

これから日本の文化を紹介に行きます!

みんなで鶴を折るぞ!

みんな日本に興味津々!

カラテキッドと一緒に折り紙

折り紙の仕上げ!

全員で日本文化のステージ発表!

学園天国をベラルーシの子供たちと踊る!

中国、日本、アジア文化大好き!

サーシャと!

名前をカタカナで書いてあげると大喜び!

【海外研修】ベラルーシ研修報告(7月30日)

 この日はさながら大内宿のような18世紀から19世紀の町並みが保存されているナノチ村というところに行ってきました。当時のロシアの農村の様子が保存されていて子供たちは目を輝かせていました。 隣に併設されたサモワール博物館では、ロシアの茶器とも言える高価なサモワールの貴重なコレクションを見学することができました。当時のロシア帝国の貴族の生活の様子が伝わってきました。
 午後はターザンパークと呼ばれる施設内のアスレチック施設で羽を伸ばしました。この日はアブらしきものに足をされた生徒が1名。足が思いのほか腫れ上がってきたので、施設内のお医者さんに診てもらうことにしました。通訳も同行し非常に丁寧な処置をしていただきました。経過は良さそうです。

いざ!ターザンパーク!

サモワール博物館!

ナノチ村にて

パンが焼けたぞー!
 

ベラルーシ伝統舞踊のダンサーと!
 

 

夕方のディスコで

【海外研修】ベラルーシ研修③

 この日は、派遣団の生徒全員でミッションが与えられました。この日の午後に友好のキャンプファイアと言うものが行われ、その場で日本を紹介する5分から6分程度のパフォーマンスを行うというものです。この施設は、様々なグループが混在しているのでこのように突然新たな企画が提示されることが時々あるようです。ミッションに与えられた時間は午後の休憩の1時間のみ。全国の派遣団の生徒たちは全員で知恵を絞り、短時間でできる効果的なパフォーマンスを考えました。派遣団もだんだんとお互いの顔が分かり馴染んできていたので、だんだんとリーダーシップを取る生徒も出てきました。朝の緊急ミーティングの後、「幸せなら手をたたこう」を簡単な振り付けをつけて行うことが決定しました。だんだんと自分たちだけでいろんなことをできるようになってきた生徒たちは午後の練習を自分たちの手で組み上げ本番までになんとか準備を整えました。


 迎えた本番。キャンプファイヤーの周りにベラルーシとポーランドの子供たちが集まり、ベラルーシやポーランドの伝統舞踊などが披露されました。いざ、100人ぐらいの聴衆を迎えて日本団が舞台パフォーマンスを行う番となりました。舞台パフォーマンスは、ベラルーシのズブリョーノクの施設の開会式にベラルーシの人々が行っていた集団の動きを早速取り入れアクションの大きな生き生きとしたダンスを見せることができました。パフォーマンス後生徒たちは知り合いとなったベラルーシの子供たちやポーランドの子供たちと会話をする様子が見られました。とっても実りの大きな1日となりました。