カテゴリ:中学校
【中学校】室屋義秀選手をお迎えしての特別授業
先週金曜日、福島民報社様のご協力により、中学校2・3年生を対象に、エアレースの世界王者である室屋義秀選手を迎えての特別授業が行われました。
2・3年生の中には当初、空のF1と言われるエアレースや室屋選手のことを知らない生徒もいたようですが、室屋選手のお話を聞くうちに、その1000分の1秒を争う厳しいレースの世界に引き込まれた様子でした。何度失敗や挫折を味わっても、夢を実現させようと動いていけば、次第に仲間が増えて、チームが生まれ、夢は実現できる!
2・3年生が取り組んでいる部活動と競技は違いますが、生徒たちは室屋選手の授業を受けて、世界の頂点を目指しているプロセスは同じであることに気付いたようでした。
「今日の授業で学んだことを生かし、今後も室屋氏と同じように「夢」を実現するための努力を続けていこう」「人とのつながることで責任感が生まれ、さらに自分を励ましてくれることが勉強になりました」「室屋選手は好きなことと夢が同じということが印象的でした。僕もバドミントンが好きなので、夢を実現できるように頑張ります」「室屋先生、いつか、学校の上空を飛んでください。絶対、手を振って応援します!」
室屋選手、そして当日おいでくださった皆様、どうもありがとうございました。
【中学校】これからの食習慣について考えました
本校の中学2,3年生はトップアスリートを目指して日々鍛錬を続けています。そういった生徒たちにとって、「食」の重要性は特に高いものです。そこで先日の学級活動の授業で、2,3年生の生徒を対象に、これからの自分自身の食習慣について考える授業を行いました。
この日は、本校の水口栄養教諭から、様々な事例を通して望ましい食習慣について考える材料を提供して頂きました。
授業では特に、本校で毎週月曜日に実施しているベジマンデー給食を通して食習慣について深く考えました。
ベジマンデー給食では、「生徒たちの身体」や「環境」に配慮した様々なベジタリアン食を提供しています。毎週月曜日の給食の際には水口先生から様々なお話を頂き、そのつど目的や意義について理解を深めています。
そういったことを土台にしたこの授業で、生徒たちは自分自身の食習慣と望ましい食習慣との差や、今後目指していくべき食習慣について、改めて理解を深めていました。
特に、トップアスリートの食事とベジタリアン食との関連について深く学ぶことで、肉や魚などの動物性食品だけでなく、野菜などの植物性食品の大切さについて改めて認識することができました。
【中学校】哲学対話
4月から始まった哲学対話も10か月目に入りました。本日も東京から神戸和佳子先生をお招きして授業を進めます。
これまでたくさんの問いについて考え、話してきました。そして今回のテーマは家族です。まずは生徒が話し合うテーマを決める「問い決め」からスタート。前回の授業で生徒が行った「問い出し」で出た42のテーマから、話し合いたいことを選びます。
多くの問いがありましたが、通底するテーマは「家族って何?」ということ。1,2組とも、2~3のグループで輪を作って対話しました。
この日の生徒たちの対話の様子からは、話しにくさを感じてなかなか思うことを言葉にできなかった生徒が、自分の家族のことを客観的に捉え直して考えたり、内面的な思いがゆっくりと言語化され、だんだんと言葉があふれ出たりと、これまで以上に多様な対話の様子がうかがえました。
その時々で対話の様子は違います。そういった違いを感じ、共有できるのも、年間を通して対話しているからだということを、改めて認識させられました。
それにしても家族をテーマに同級生と対話すること、自分自身が中学生だったら、かなり抵抗があると思います。しかし本校の1年生は家族について論理的に、また飾らずに語り合います。対話しにくい問いでは無理に話さず、誰かが話すのを聴きながら自分の家族について考えています。
今週の道徳の時間も楽しみですね。
【中学校】1月8日 冬季休業後集会
今日は、高校よりも一足早く冬季休業を終えた中学生が登校し、学校生活が再開しました。早速、みらいシアターに集い、生徒会主催による冬季休業後集会を開きました。
まず、表彰式が行われ、家族ふれあい川柳コンテストの副会長賞、バドミントン部の各種賞状・トロフィーが披露されました。バドミントン部は、新人東北大会において、団体戦男女優勝、個人戦でもすべて優勝、上位入賞者も多数と、3年生からの流れを見事に受け継いだ活躍をしました。
校長先生のあいさつでは、新年を迎えての講話をしてくださいました。昨年4月の入学式における「教科書授与」の場面で、校長先生は、代表生徒に対して「この教科書には、これまでの人類の文化・英知が詰まっています。これを踏まえて、さらに先へと進んでいってください。」とお話しされましたが、改めてこのエピソード話が紹介されました。そして、「まずは、これまでの文化・英知を確実に知ることが大切です。でも、それに満足するのではなく、新たな時代をつくっていくために、知恵を出し合い、一緒に挑戦・創造していきましょう。」との呼びかけがありました。何に挑戦し、何を創造していくのか、今年も語り合っていきましょう。
続いて行われた、生徒会役員のあいさつ、生徒代表発表では、4月に入学してくる後輩のよき先輩となることを目標に、現状に満足することなく、一日一日、一つひとつ、大切に実行していきましょうと呼びかけがありました。私たちも生徒の皆さんと一緒に語り合い、明日の成長にわくわくしながら、挑戦、創造していきたいと思います。
【中学校】身近な森林の役割について学びました
12月15日(日)、NPO法人広野わいわいプロジェクト様が主催するワークショップ「広野に見る、水と緑の不思議な世界」に、本校生徒3名が参加しました。
はじめに広野で採集された様々な植物を思い思いに並べ、ラミネート。芸術的な作品ができあがり、広野の植物の豊かさを実感しました。
次に京都大学教授の大手信人博士から、身近な森林の果たしている役割についてお話頂きました。特に森林が水源として大きな役割を果たしていることや、すべての生き物は植物の光合成の上に成り立っていることなどのお話を聞いて、日頃あまり意識することのない身近な森林について考える貴重な時間を過ごすことができました。
今後もこうした学びの機会を大切にしていきたいと思います。
大手先生、広野わいわいプロジェクトの皆様、どうもありがとうございました。
【中学校・哲学対話】 日本、そして他国のよいところを考えました
今回のテーマは国際理解です。
まずは日本や他国のよいところについて、思いつくままにどんどん書き出しました。
海外の好きな国については、社会の授業で学習した内容もたくさん出ていました。普段の授業で学んだ内容が道徳や総合的な学習の時間でも生き生きと登場する姿、いいですね!
日本のよさについても、普段は当たり前すぎてじっくり考える機会が無かったかもしれません。生徒たちは書きながら、改めて日本のよさを再確認していました。
その後は本校の国際経験豊かな先生から、海外での生活の様子の紹介です。この日は日本と生活の様子が大きく異なるスリランカについて紹介を受けました。聞いている生徒たちは、日常的に起きる停電の話や物価の安さ、時間の感覚の違いといった、日本とあまりに違うスリランカの様子に、時折目と口を大きく開けつつも、感じたことをどんどんメモしていました。
次回の哲学対話で本日の学びが大いに生かされそうです。
【中学校】哲学対話 先週に続き、働くことについて語り合いました
本日の哲学対話は先週に引き続き、働くことをテーマに話し合いました。
先週、生徒たちは将来働きたいと考えている職業をたくさん出したのですが、もしかしたら将来、機械(AI)に代替され、なくなっているかもしれない…。そういった発言を皮切りに対話はスタート。
1組、2組とも、非常に活発な対話が展開されました。話されたテーマをいくつか挙げてみると・・・。
仕事を機械に任せてしまっていいのだろうか。本当に仕事の多くを機械で代替できるのだろうか。私たちがしたい仕事を機械が行うようになるということは、私たちが感じる、働いて得るやりがいも奪われるということなのだろうか。仕事がなくなるとやりがいや夢がなくなるというならば、仕事というのは、私たちがやりがいや夢を感じるために存在するのだろうか。完璧な料理を作るロボットが存在するならば、私たちは人が作った料理を食べたいとは思わなくなるのだろうか。そもそも、仕事を人がやることにはどんな意味があるのだろうか。仕事をロボットがやるのならば、人類は存在の意味がなくなり、絶滅する可能性すらあるのではないだろうか。機械のしたことの責任はだれがとるのだろうか・・・。
この日話された内容は他にも多く存在し、表面的な議論から深まりを見せたものまで多岐にわたりました。中には、生徒たちの間に発言の前提となる知識に差があり、対話が成立しにくくなっている場面も見られましたが、全体として、言葉のキャッチボールが続く、とても居心地の良い対話の時間になりました。
今日特に強く感じたのは、その日のテーマによって、発言する生徒が変わるということです。また、頭に浮かんだことをすらすらと言葉にできない生徒も、ゆっくりと、整理しながら、自分の言葉で話していく姿も印象に残りました。聴き合う関係性ができているからこそ見られる場面だと思います。また、生徒が、それまでに出てきた対話のいろいろな内容を関連させて話す姿からも、思考の深まりが感じられました。そして、授業後に生徒が書いた授業の感想を見ると、その場では発言できなかった生徒も、非常に多くのことを感じ、考えていることがわかります。
担任の先生だけでなく、講師の神戸先生も輪に入って展開された本日の哲学対話。先週に引き続き、熱かったです!
【中学校】双来祭 合唱
去る10月26日の双来祭校内発表で中学生が合唱を披露しました。前日の大雨の影響で参加できなかった生徒が数名いましたが、日頃の練習の成果を発揮しました。
当日は合唱の指導をしてくださった「心に花を咲かせよう合唱団」の皆さんの合唱も披露されました。
SGH通信「中学1年次・グローバルスタディ(GS)」
今週のGSからは、「世界の国からこんにちは」として「高校に留学してきた2人の留学生といっしょに英語で数式を表してみよう!」を行いました。クロス・カリキュラムも進んできているところなので、とても興味深い実践です。
扱った計算はごく簡単な内容のみだったのですが、実際に自分で立てた数式を読んだり、留学生が話す数式を聞き取ったりするのはとても面白い体験でした。普段の授業では経験しない脳の動きを感じることができました。
ペアで数式を立て、問題を出し合う中で「カッコはどう読めばよいのか?」といった質問が出ました。隣室で授業を行っていたALTのダニー先生に教えてもらうことができました。実際の疑問から学びが深まったので、生徒の関心もとても強まったように感じました。
授業の最後にはフィリピン語で「さよなら」のあいさつを行い、グローバルさを最後まで味わうことができました。
【中学校】 哲学対話 9月26日
本日の哲学対話も神戸和佳子先生にご指導いただきました。
テーマは先週に引き続き対話力のパワーアップ!
まずは自分の思いを付箋に書いていきます。思いをどんどん書くことで、自己の内面と向き合うことができます。己との対話、すなわち己を知ることが、他者との対話力向上につながります。
書いたものをグループ分けしています。班によってサクサク進むところと、ほとんど進まないところが・・・。この分類の作業を通し、自分自身のことを客観的に見ることができるようになります。客観的な視点を得ることで、対話するうえで、自分が大切にしている軸を自覚することができるようになると感じます。
ここからは、自分たちから離れて、もっと視点を広げて新しい考えを出していきます。
今週の哲学対話からもとても大きな気づきを得ることができました。生徒たちも目からうろこが何枚も落ちた様子です。神戸先生、今週もありがとうございました!