ふたば未来学園の日々
【中学校】未来創造学「1学年中間発表会」(12/3実施)
これまで探究してきた「双葉ふしぎ発見」について、明日開催される「第7回ふるさと創造学サミット」で発表する代表生徒のリハーサルも兼ねて、中間発表会を開催しました。今年度、フィールドワークでお世話になった広野町・楢葉町・富岡町・川内村について、それぞれ代表生徒2名の発表と意見交換が行われ、取材や文献に基づいプレゼンテーションを披露しました。続いて行われた意見交換でも、多くの生徒が意見や感想を述べ合いました。「代表の人は、事実はもちろんですが、その情報から自分で考えた意見をたくさん話していたので、参考に症と思います。」「笑顔が大切なこと、そして対話の問いは短く分かりやすいものがよいと感じました。」
本校生の多くは、双葉地区外から通学してきています。今回の学習を通して自分なりに手にした「第二のふるさとの魅力」について、明日のふるさと創造学サミットで、思い切りよく、双葉郡の各小中学校の皆さんに披露します。また、各学校の発表を聞いて、新たな魅力を学び合っていきましょう!
【中学校】ふたば未来学園中学校 情報モラル講演会
11月20日(金)本校アリーナ1にて、情報モラル講演会を行いました。「あとがこわい」をキーワードに、SNSとの付き合い方についてご講演いただきました。
【商業】課題研究商談会にて、地元の果実を使った商品開発!
令和2年11月30日(月)14~15時
本校PC室にて、Zoomを使ってオンライン商談を行いました。
リサーチした内容をもとに、企業の代表者に質問をしました。
「商標を登録している商品ですが・・。」
この商品で双葉郡の農家さんの応援につなげることができるのか?
「ミカンやユズでもできますか?」
先輩たちの活動から、さらに進んだ取り組みとなるか?
「この商品は地域で呼び名が違うのですが・・。」
ビジネス的に、金額が気になりますね・・。
「仕入れ値はいくらぐらいですか?」
企業様も、実演をしながら商品の説明をしてくれました。
また、現物も事前に送っていただきました。
「私たちにもできるかな?見た目も大事だよね。」
この活動の金銭面等をサポートしてくれている一般社団法人結び葉の代表理事さん(本校のOG)
購入に向けて協力依頼を行いました。
この商談の結果は・・。後日アップします。
【中学校】哲学対話(11/24)
今回の1年生は、内容項目「家族愛」「生命尊重」に関する哲学対話を行いました。毎回3時間構成で進めている哲学対話、今回は3時間目のまとめの時間でした。前時までの対話を踏まえ、改めて資料とした漫画「ブラックジャック」を読み直し、ブラックジャックが言った「自分が生きるために」について対話を行いました。
本校では、発言する時は「コミュニケーションボール」を手にします。相手の発言を受けて、同意する姿、違う角度から解釈を述べる姿、そして深く考えこむ姿など、答えのない問いに対してまさに哲学する姿が1年生にも育ち始めています。
【中学校】中央委員会認証式
11月25日(水)校長室にて、中学校の後期中央委員会認証式が行われました。中央委員会は各クラスの委員長、副委員長の2名ずつで組織される学校を代表する委員会です。
生徒達は、普段入室することのない校長室での認証式に緊張の面持ちです。
校長先生から一人一人に認証書が手渡されました。
校長先生からは、「後期という半年はあっという間に過ぎていきます。クラスの代表としての意識を持って、生活して下さい。」と激励のお言葉をいただきました。
生徒達は、気持ちをあらたにして「普段の生活からクラスの代表として過ごしていくぞ!」とやる気に満ちた表情を見せてくれました。
【商業】イオン販売会
11月5日(木)スペシャリスト系列農業を選択する2年生12名がイオン広野店にて販売会を実施しました。
生徒たちは買い物に来た方々に積極的に声を掛け、草花の管理方法やお菓子の製造方法などを説明していました。
遠藤智広野町長も来店し、「広野町で作られた物が広野町で販売されていることはとても喜ばしい。これからも生徒の活躍を楽しみにしている。」とおっしゃっていました。
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止が相次ぐなか、今回の販売会を通して、栽培・製造から消費まで流通の仕組みについて学ぶことができました。
販売会の様子 接客する生徒達
【中学校】2学年「演劇ワークショップ」(11/19)
3・4校時の2時間を使って、演劇ワークショップを行いました。今年もNPO法人PAVLICの皆様型のお世話になりながら進めてきていて、2年生は4回目となりました。
今日のテーマは「小説・漫画・戯曲を使ってシーンを創作しよう」。準備された台本をもとにシーンを創作していきます。台本は2種類。生徒たちは8グループに分かれ、1・3・5・7班と2・4・6・8班が、それぞれ同じ台本で創作し、発表し合うことになりました。
各グループに分かれて、早速、シーンの創作へ。台本についてのイメージを出し合い、場面の確認、配役・キャラクターの設定、通し稽古、小道具は?もっと上手な表現方法は?と。スムーズな進行を見せるグループ、創作しながら台詞を決めるグループ、演技力の向上に余念がないグループ...。進んでは立ち止まり、熟議を重ねる生徒たちの活動をPAVLICの先生方は優しく見守り、質問には丁寧に助言をして支えてくれています。
そして始まった発表会。まずは、台本その2を創作したグループの発表。台詞がある人物はA・Bの2名。「2月。夜の公園。Bはベンチに座っている。」から始まるおそらく静かな情景から始まるシーン。
【2班】シリアスな演技を見せた主役の2人、その2人を支える仲間たちのコミカルな演技とのコントラストがお見事!
【4班】自販機や夜の星を巧みに表現!上着(役)を相手に優しくかけるところがアクセントとなって主役の2人の演技がいっそう輝きを見せた作品へ!
【6班】主役2人の陰と陽の演技力は圧巻!夜の公園の様子を表現しきった脇役たちが主役を見事に引き立てていました!
【8班】他のグループがシリアスに演じる中、あえてコミカルさを打ち出した挑戦的な作品!動と静の切り替えがお見事!
つづいて、台本その1を創作したグループの発表。台詞がある人物は3名。「日曜日の夕方。喫茶店の店内。AとBが向かい合わせに座っている。二人の間には重苦しい空気が流れている。」後半Cが登場し「どうしたの?」と問いかけるところがポイントとなるシーン。
【1班】台詞に合わせて本物の涙を流すなど、リアリティーさをとことん追究した作品にグイグイと引き込まれてしまいました!
【3班】他のグループが恋愛と解釈したシーンを男同士のシーンと解釈し、信頼をうらぎられるシーンを見事に表現。この二人の友情の行方は...。
【5班】間のとり方が抜群!台本には書いてない、台詞と台詞の間のイメージを大事にしたのでしょうか。配役も自然で無理のない演技を披露!
【7班】明るい雰囲気の喫茶店の中で起きた恋愛トラブル。そのコントラストを生んでいるのはやはり、主役を引き立てるお客さん役の演技力の高さ。お見事!
今回の2本の台本は、登場人物がグループ人数に比べて圧倒的に少ないこと、内容を様々に解釈できることなどにより、生徒たちの創造力、発想力をいっそうかき立てる仕掛けが組み込まれていました。その分、オリジナリティあふれるシーンが生まれました。また、PAVLICの先生方の専門的な見方や講評をいただけたことにより、生徒たちは今回も大きな達成感を味わうことができました。
次回、2年生は今年度最後のワークショップとなります。どんな舞台を見せてくれるか、楽しみであります。
【探究&商業】R2楢葉町のユズ収穫で、農家さんと交流をしました。
令和2年11月19日
中学生によるユズの収穫体験がおこなわれました。
松本さんのユズほ場にて
令和2年11月25日
高校生によるユズの収穫体験がおこなわれました。
松本さんのユズほ場にて
新妻さんのユズほ場にて
この時の様子は、学校YouTubeチャンネルで公開されています。
令和2年11月26日
校内でも収穫体験を実施しました。
収穫したユズは、商品開発等に使っています。
道の駅ならはさんの協力で、ユズの搾取を行いました。
寮で、ゆず風呂体験を行いました。
【中学校】スーパーサイエンス講座「感染から身体を守るしくみ」開催(11/9)
今年度、本校は、福島県教育委員会より、ふくしまスーパーサイエンススクール事業の指定校となり、年3回の体験型講座を実施していただいています。今回は、2年生を対象に、医療分野の講演会を企画しました。講師に、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・中性子医療研究センター教授の松浦栄次博士にお越しいただき、「感染症から身体を守るしくみ」をテーマにご講演いただきました。
世界初の化学療法剤「サルバルサン606号」の研究開発に取り組んだエールリッヒ博士の一生を描いた映画『魔法の弾丸』を視聴しながら、生徒たちは、人の免疫力に関する理解を深めただけでなく、報道で目にする新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬の待望論というものには、献身的に研究にあたっている方の存在があるということに気づいた様子でした。とある生徒は新型コロナウイルスに対するワクチンや製薬開発のスライドで先生が引用されていた図表の出典をメモし、自分でより詳しく調べようとしていました。
映画を視聴していた教員が、途中で職員室に戻り、周りの教員の声をかけていくうちにいつの間にか多くの教員が集まり、最後のシーンでほぼ全員が涙するという状況でもありました。医療の分野に進みたいと考えている生徒のみならず、心に残る素晴らしいご講演と映画でした。
【中学校】ふたば未来学園中学校 3学年学年通信
11月13日(金)に令和2年度第2回避難訓練が実施されました。生徒達は真剣に避難訓練に取り組みました。
【中学校】2学年授業参観「リーダー学」・学年懇談会(10/31)
2学年は、未来創造学として「リーダー学」をメインに授業参観を行いましたのでその様子をお伝えします。
この「リーダー学」とは、予測困難な社会において、前例に捉われず、自らのビジョンを掲げ、社会を牽引している変革者と出会い、変革者の価値観(考え方)、創造力(生み出す力)、組織行動力(仲間を引き付ける力) を学び、これまでの社会に求められること以上に、これからの社会を創るという自覚を高めていくための取組で、本校オリジナルの授業です。
今回の講師は、第1回目ということで、本校の開校に大きく携わり、ふたばの教育復興応援団の中心メンバーでもある小泉進次郎氏(現環境大臣)にお願いし、実現しました。
第一部は、小泉先生の講義「リーダーとして不可欠な3つのこと」をテーマに、「父に『日本に居たら日本のことは分からない』と言われた意味について」「ふたば未来学園の生徒が目指す『変革者』のこと」「学生時代に最も記憶に残っている先生の話」などをお話しいただきました。その後の生徒からの質問にも丁寧に対応してくださいました。「『自分で決めること、責任を負うこと』について、投げ出したくなる時はありましたか?」「ありますよね。だから自分で決めるのが大事。どこまでいっても自分で決めたことが力になる。なりたい職業についても、嫌なことも、人間関係でも悩むこともあるけど、決めたのは自分だからね。」など、一人ひとり名前を聞いて、丁寧にメモを取りながら対応する姿も、生徒にとっては貴重な学びとなっていました。
給食後に行われた第二部では、生徒たちがふだん実践している「哲学対話」の形式で、小泉先生も生徒の輪に入って話を進めました。最初の問いは「誰でも本当にリーダーになれるのか」。「リーダー」をキーワードに多彩な意見を出し合い、認識を深めていきました。小泉先生からも「人はリーダーと無関係では居られない。そんな中、一番幸せなのはリーダーになるかどうかではなく、自分が一番好きな事が見つかり、それを仕事にできたら嬉しいね。それが、気付いたらその分野でリーダーという立場だったらと。自分は何が一番好きか、喜びなのか、それが今の皆さんが一番大事にして欲しいこと。」との感想をいただきました。
生徒代表あいさつ「今日の哲学対話は、私たちはまだまだ力不足で、悔しい思いをした。私たちの成長した姿でまた対話したいので、またお越しください。」に対して、小泉先生からは「また話をしよう!」の返答があり、生徒たちも次の目標ができました。
また、途中お昼休みの時間に、全学年の保護者の皆様向けの講話もいただきました。「前例なき環境には、前例なき教育を」という想いのもと、この地域の復興や本校へのかかわりはライフワークとしているとのこと。私たちも胸に刻みました。
【中学校】3学年授業参観・学年懇談会(10/31)
3年生では、初めての試みとしてZOOMによる授業参観の配信を行いました。学校の様子を動画でお届けすることができ、生徒たちもとても嬉しそうな様子でした。
3校時目の英語では、高校2年生と一緒にクロスカリキュラム(英語×数学×音楽)で取り組んだ成果を英語で発表しました。この授業では、環境問題やSDGsについて考えたり、広野町のごみを使って楽器を作ったりしました。
4校時目のスポーツ科では、バドミントン・レスリング競技に取り組んでいることについて、現時点での自身の課題や前期を振り返って、後期とこれからのテーマを発表しました。
5校時目の数学では、相似な三角形の面積比について実際に紙を切って確認し、最後には計算で面積を求めることができました。Sくんは、久しぶりに再会した弟2人とペアを組んで学習し、兄としての立派な姿を弟たちに見せることができました。
給食の時間には、環境大臣である小泉進次郎さんが学級を訪問してくださいました。Kさんが進次郎さんに家族について質問したところ、「夫婦の時間もそうだが、生後9ヶ月の息子がいてとても幸せ。みんなにもこんなにかわいい時期があったんだよ」という話をいただき、「アスリートとして頑張る姿も応援しているよ!」と激励してくださいました。
学年懇談では、高校進学に向けた準備や修学旅行についてお伝えしました。スポーツにチャレンジする姿とともに日常の学校生活の様子をご覧いただくよい一日をもつことができました!
【中学校】1学年授業参観・学年懇談会(10/31)
新型コロナウイルス感染症対策をお願いしながらの実施でしたが、ご協力とご来校ありがとうございました。年度当初の授業参観や学年懇談会が中止となってしまったこともあったと思いますが、予想以上に熱気あふれる雰囲気での参観になりました。
授業参観は、国語と社会をご覧いただきました。国語は書写。生徒たちは静かに筆を滑られながら、内面で自分自身との対話をしていたと思います。
社会の授業では、1組は中国とインド、2組では中国をテーマに話合い活動を行いました。両クラスとも生徒から面白い「問い」が見出されました。1組は「カースト制度にはよいところがあるか?」、2組は「中国の内陸部にも経済特区をつくるべきか?」。なかなかハードです。しかしながら、教科書の学びをもとに、自分の意見や考えを持ち、交流し、深めていく授業で、時間があっという間に過ぎてしまいました。記録写真がないところが残念です。
午後は、高校進路指導主事を招いて、生徒と保護者の皆様を対象とした進路講演会を行いました。今まさに進路決定の時期を迎えている高校3年生の様子も交えて、高校における進路指導のスケジュールや大学入試制度のしくみ、対策の仕方について理解を深めました。その後、保護者の皆様は学年懇談会となりました。教頭から「「改めましてご入学おめでとうございます。』この言葉を皆さんに直接お伝えしたくて、でもできなくて、ここまで長い時間がかかりましたが、改めて一緒に子どもたちを成長させていきましょう。」との挨拶がありました。その後の学年・学級懇談会で、これまでの生徒たちの頑張りとこれからも目標について、保護者の皆様に提案し、共有することができました。
廊下には、学年主任が毎日発行している学年通信「自立」が掲示してあります。まさに、私たちの成長の記録ですね。
【中学校】(11/5)放課後学習スタート!
4日(水)放課後、中学校生徒会役員が徐に中学校職員ミーテング会場に入ってきました。
生徒「先生方にお願いがあります。入ってもよろしいでしょうか。」
教員「どうぞ。」
生徒「お忙しい中、時間を作ってくださりありがとうございます。」
教員「いいえ、」
生徒「それでは話をさせていただきます。私たちは、生徒会役員選挙で、もっと学習を大事にする環境をつくるという公約をして当選しました。中間テストも近くなってきました。どうかぜひ、放課後18:00まで、多目的教室を使わせてください。そして、先生方にもお出でいただき、質問に答えて、教えていただきたいのです...。」
教員「自分たちが運営していくの?」
生徒「はい。他の人の邪魔をしないなどの約束事をお昼の放送で説明します。」
教員「全員参加になるのですか?」
生徒「いいえ、希望者です。これまでカタリバさんにもお世話になってきましたが、さらに先生方に質問もして、よりよい学習環境づくりを目指したいのです。自宅や寮などでもよいのですが、やっぱり学校の方が集中できるという意見も多くありました。」
教員「いいでしょう。」
教頭「ちょっと待って。多目的教室という学習の場を増やすことはとても素敵な申し出だよね。でも、初めから先生に来てもらうシステムにして、先生頼みの放課後学習では、本当の学習にはならないのではないでしょうか?質問は、いつでも受付けているはずですが、あまり来ていないと聞いています。学習の基本は、自学自習。学習に対する心構えを全校生ともう一度確認してから進めてみてはどうでしょうか?」
生徒「分かりました。もう一度、使い方とともに放課後の多目的教室を使わせていただくことになった経緯も踏まえて説明できるよう、役員で話し合ってみます。今日はありがとうございました。」
こうして、5日(木)より、中学校多目的教室も開放した放課後学習がスタートしています。学年ごとではありますが、人が多いところ、少ないところと自分なりに場所を選んで進めています。教員も気になるようで、各教室をウロウロしていました。
ビクトリー生(バドミントン・レスリング)の3年生も「学習強化週間」と銘打って、競技への集中力を学習面に生かしていこうと努力しています。
また、バドミントン部1・2年生は、週末の県新人大会に向けたミーティングを行い、改めてアスリートとして成長していくための目標と取組の確認をしていました。
【農業】サツマイモ掘
11月4日(水)スペシャリスト系列農業で「野菜」を選択する3年生8名と広野町立広野こども園の園児23名でサツマイモ堀りを行いました。
本校に集合し、みんなで畑まで歩いて行きました。生徒がサツマイモの掘り方を園児に説明した後、一斉にサツマイモ堀りがスタートしました。
サツマイモが土の中から顔をだすと、園児たちは「大きい」「まだあるかな」など収穫を楽しんでいました。
6月に予定していた園児たちとのサツマイモ苗の定植は新型コロナウイルスの影響により交流はできませんでしたが、生徒たちが育てたサツマイモを無事収穫することができました。
園児たちが持ち帰れないほど収穫できたサツマイモは、スイートポテトに加工し配布する予定です。また、サツマイモのツルを活用したクリスマスリースを12月に園児たちと作成する予定です。
6月 サツマイモ苗の定植 サツマイモのツル切り
挨拶の様子 畑でサツマイモの説明の様子
サツマイモ掘りの様子 集合写真
園までの帰り道の様子
【中学校】2020/10/29(木)2学年・富岡町ポジショニングマップ
この日の未来創造学では、ポジショニングマップ作りを行いました。思考ツールとしてよく使われる「多軸分析」を主体に、プロジェクトを自己分析(メタ認知)し、他者からの客観的な視点を取り入れるための活動です。
横軸に「自分たちで調べた課題が富岡町の現状にマッチングしているか!?否か!?」、縦軸に「考えられた新しいプロジェクトは現実的・課題解決に効果が有るか!?否か!?」としました。生徒は、WSを基に自己分析したプロジェクトの進捗をプレゼンし、その後、仲間たちからアドバイスを得ました。ポジショニングマップ作りが終わると、それぞれが本日の目標達成に向け、それぞれ活動を行いました。
【農業】ジャック・オー・ランタンの作成および展示
本校のスペシャリスト系列農業2年生は、ハロウィンに向けてハロウィンカボチャを栽培し、ジャック・オー・ランタンに仕立て、10月5日より約1ヶ月間展示するために中をくり抜かずに紙を貼り、黒マルチなどの農業資材を活用した装飾に仕立て、本校舎の正面入口に展示してきました。
10月26日からは中をくり抜いたジャック・オー・ランタンにLEDライトを点灯させ展示します。
約半年間かけて作り上げたジャック・オー・ランタンに生徒達は、栽培・管理・収穫・加工・展示する課程で農業のもつ楽しさや可能性を学びました。
畝立ての様子 定植の様子
追肥の様子 飾り付けの様子
くり抜きの様子 完成したジャック・オー・ランタン
【高校探究】富岡の町に、さくらタピオカの飲めるカフェが生まれました
令和2年9月28日(土)
未来創造探究発表会終了後に、審査委員の青木様から
「来月富岡町でカフェを始めようとしている。さくらタピオカをメニューに・・。」
〇カフェサポート準備を始めました
カフェの見学を行い、自分たちで応援できることは何か?
スぺ系【工業】の生徒は、子どもにも楽しめるように《さくらガシャ》
スぺ系【農業】の生徒は、富岡の住宅地にシクラメンの花を
開発メニューの確認中です。
さくらタピオカは cold だけでなく、冬でも楽しめるように hot も開発しました。
お米PR班も、新米の時期に合わせて準備中
〇日曜カフェオープンしました。
令和2年10月25日(日)
Oh!くまちゃん(本日限定)かわいくて、食べるのがもったいない♡
農業の焼菓子もいっぱいだね。
【さくらガチャ】にクーポン券をセット中です。
用意した18個のカプセルが完売しました。
みなさんお疲れ様でした。
〇次回は
未来創造探究アグリ・ビジネス探究ゼミでは、月一回程度お邪魔いたします。
次回は11月下旬に、お米PR班を中心に活動する予定です。
【高校探究】開発商品の販売先について
販売されている商品は、店舗ごとに異なります。
事前にお問い合わせの上、ご来店ください。
コロナ禍により、生徒が屋外にて販売実習をする機会が減っております。
ご了承ください。
〇県外
・東北復興応援プラザ
藤沢商工会議所
〒251-0052
藤沢市藤沢607-1藤沢商工会館
TEL:0466-27-8888
営業日:火・水・木
営業時間:10:30~17:00
・アンテナショップ青空
〒212-0058
神奈川県川崎市幸区鹿島田1-11-2
定休日:日曜日
営業時間:12時〜
〇県内
・caféふぅ(広野町)
・広野町二ツ沼直売所(広野町)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
営業時間:9時~13時
・道の駅ならは(楢葉町)
営業時間:9時~18時
TEL:0240-26-1126
・しおかぜ荘(楢葉町)
・ふたばいんふぉ(富岡町)
・カフェY(富岡町)
・cha茶cha(富岡町)
※スーパー等でも取り扱っている場合がございます。
〇ネット
西野屋食品(いわき市)
https://www.ikaninzin.com/
【中学校】ふたば未来学園中学校 3学年学年通信
【高校探究】ただいま双葉翔陽 フルーツの香り漂うロマンの里へ~10月編
大熊町のキャッチフレーズは、「フルーツの香り漂うロマンの里 大熊町」
・大熊町の梨
東日本大震災後に、避難先で梨農家を続けていた関本信行さん(故)。
その思いを苗木で受け取った二期生。
新校舎で育てた三期生。
やっと収穫できた三個の梨。一つは関本さんへ。残りは焼き菓子にした四期生。
・大熊町のキウイ
東日本大震災後に、避難先でキウイ農場を始めた渡邉さん。
出荷できるほど実った農場で一緒に収穫体験した二期生。
台風19号で水没した農場の片づけをした三・四期生。
その水害から大丈夫だったキウイを譲り受け、焼き菓子にした四期生。
今回の活動では、双葉翔陽高校のジャンバーを着用して行いました。
休校になった学校の思いも一緒です。
令和2年10月21日(水)
志賀さん(梨の苗木の移植先)へ、完成したお菓子を寄贈しました。
双葉翔陽高校(休校中)を見学しました。
昇降口前には大木が倒れていました・・。
フルーツガーデン関本さんの梨農園跡地を見学しました。
大熊町役場にて、【Oh!くまちゃん】を販売しました。
売り上げの一部を、大熊町へ寄付しました。
大熊の町を散歩しました。
・食堂を見つけました。おいしかったよ♡
大熊町町長と名刺交換いたしました。
開発した商品を通じて、震災を風化させない想いを伝えました。
※次回は、10月25日(日)富岡町にオープンするカフェ【cha茶cha】で販売いたします。
先輩方の開発した商品やシクラメンの販売も行います。
※これまでの取組みはこちらをご覧ください。
20171106 最高で最後の梨について
20181117 【アグリビジネス探究班(3年次)】_大熊町ふるさとまつりinいわきに出店しました。
20181024 スペ系【商業・福祉】_大熊町のキウィ農家さんといわき市の保育園児とで交流会を行いました。
20190216 大熊の梨を双葉郡へ! お帰りなさい関本さん♡
【農業】スペシャリスト系列農業2年次 稲刈り実習
10月6日(火)、スペシャリスト系列農業を選択する2年生11名が、「有限会社フロンティアひろの」が所有する水田にて稲刈り実習を行いました。
ヤンマーアグリジャパン株式会社の鈴木健二さんの指導の下、コンバインの構造や刈り取られた稲がどのように脱穀されるかなどについて説明を受けたあと、生徒たちは実際にコンバインを操作して稲刈りを行いました。収穫後には、水田を提供していただいた「有限会社フロンティアひろの」の芳賀吉幸代表取締より、乾燥・もみすり調整・包装を行うライスセンターについての説明をいただきました。
参加した生徒たちは稲刈りを体験し、主食であるコメがどのように栽培され収穫・出荷されているかを知り、農業の大切さを学びました。
収穫されたコメは有限会社フロンティアひろのさんよりご提供いただき、11月に本校で行われる収穫祭にて、農業を選択する生徒たちに振る舞われる予定です。
【中学校】未来創造学・2学年「富岡町フィールドワーク」(10/8実施)
12名の生徒は学校を離れて、富岡町を訪れ、町の事情を直接観察したり、関係者から話を聞いて、問題点を明らかにしたり、解決策を探りました。これまでの本やタブレットだけの情報収集では学べない情報を直接現地で集めることができました。
これまで印象やマスコミの記事だけで捉えていた価値観が揺れ動く感覚がありました。この日の探究は、これまでの活動を通して自分自身を見つめなおすことにもつながったように思います。来週からは引き続き「情報の収集」を行ったり、再度「課題の設定」をしたり、今回のフィールドワークの内容を「整理・分析」していくことになります。
訪問先:ふたばインフォ、富岡町役場・産業振興課、富岡町役場・企画課、東京電力廃炉資料館、富岡町生涯学習センター「学びの森」等
【中学校】グローバルスタディ科 高校生が参加
10月8日(木)、中学校1年生のグローバルスタディ(GS)に高校2年生が参加!
高校生は、事前に準備したパワーポイントを用いて英文法や、英語表現を発表してくれました。動画や画像を上手く使いながらの楽しい発表!
中学生は、高校生の魅力あふれる発表に目を輝かせながら聞き入っていました。
中学生は高校生の発表を聞きながら、普段の授業の学びをさらに深めることができました。高校生も中学生への発表を通して、「どう伝えれば良いか」、「どうしたら分かりやすいか」を本気で考えて取り組み、世界で通用する英語の力を伸ばしています。
中高一貫校である特色を生かして、中学生と高校生がともに成長する授業を引き続き実施していきます。
【中学・高校】地域・保護者の皆様に見守られて「朝のあいさつ運動」
10月2日(金)後期始業日に合わせて、本校PTAによる朝のあいさつ運動を実施しました。広野駅前、広野中学校前、本校正門前に分かれて、会長さんのお話「全員がわが子」という思いのもと、あいさつとともに温かい声をかけてくださいました。
また、10月9日(金)には、月に1度の広野町あいさつ運動を実施していただきました。遠藤町長様をはじめ町役場の皆様、双葉警察署や広野駐在の警察官、地域の交通安全協会の皆様、本当にありがとうございます。
改めて、私たちは、地域の皆様に温かく見守られながら生活していることを感じます。重ねてお礼申し上げます。
【高校探究】~届け!関本さんへ 双葉郡の地で育った梨と思い~9月編
〇令和2年8月25日(水)
スペシャリスト系列農業で食品加工を選択している生徒が見学しました。
梨が大きく育ってきました。
収穫時期の梨を試食しました。
「あま~い♡」
〇令和2年9月16日(水)
お菓子に加工する生徒たちが収穫しました。
今年は3個収穫できました♡
大熊町出身の生徒がメッセージカードを作成しました。
フルーツガーデン関本さんへ発送しました。
※関本さんのブログで紹介されました。
〇令和2年9月29日(火)
収穫した梨を、加工しています。
※これまでの取組みはこちらをご覧ください。
20171106 最高で最後の梨について
20190216 大熊の梨を双葉郡へ! お帰りなさい関本さん♡
【中学校】演劇ワークショップを開催しました
10月7日、今年度3回目となる、中学校1年生の演劇ワークショップが開催されました。今年度はコロナ禍の影響で初回のワークショップが夏休み明けになるなど、例年より少し遅めのスタートとなりましたが、変革者の育成を標榜するふたば未来学園中学校にとって核となる取り組みの一つ「演劇」は、生徒にとって欠かすことのできない存在です。感染防止対策を徹底しつつ、生徒たちは、全力で演劇に取り組んでいます。
この日も劇団PABLICの皆さんにお越し頂きました。この日のテーマは、「決められた役柄から、劇を作ろう」です。やる気十分な生徒たちは、話を聞きながら、早くもイメージを膨らませています。
この日は、各自くじ引きで何らかの演じる役柄が決まり、その役柄を組み合わせてストーリーを考えるところからスタートしました。
「うわ~ たらこだ!」 生徒たちは各自くじ引きで決まった役柄に、歓声を上げています。
ちなみに、ある班の生徒たちが引いたくじには、「魔法使い」「アナウンサー」「掃除機」「どろぼう」「はさみ」「さめ」「けむり」と書かれていました。これを組み合わせて、どんなストーリーができるのでしょう。1組、2組からバランスよく組み合わされた7人~8人の班ごとに、生徒たちは思い思いにストーリーを考えていきます。
活動では、劇団PABLICの皆さんが班のストーリー作りを支援してくださいます。班の話合いにそれとなく混ざって、生徒の思いを引き出していく様子には、プロの技が滲み出ています。脱帽!
各班とも、自然に、仲間を誰一人取り残さず、かけがえのない、意味のある、必要な存在として劇の中に位置づけていきます。
ストーリー作りは、結構難しいかなと思いましたが、気がつくと、早くも班ごとに練習が始まりました。早い! 以前、ストーリー作りに夢中になりすぎて、稽古不足で本番に臨んでしまったことの反省を生かしている様子です。稽古しながら、修正を加えてストーリーの完成度を高めていく方法を、生徒たちは早くも身につけつつある様子。中学1年生、対応力が高いですね!
そして発表。本日の劇も面白すぎて、笑いが止まりません。「なるほど! ~をそこで生かすか」「お~ストーリーが繋がった!」 最初の班の発表で一気にハードルが上がります。それぞれの班の発表テーマを紹介すると・・・。
花粉と愉快な仲間たち
名作「寿司王ズ」までの奇跡(軌跡)
占い師と僕「やればできる」
恋愛ドラマ三分クッキング
ニュースダテックス
ちょっと変わった外科医のルーティン
めがね踏まれた事件
梅干しから始まる太陽ライフ
テーマを見ただけで、面白さが伝わってくるのではないでしょうか。
劇団PABLICの皆さん、本日もありがとうございました。次回以降も宜しくお願いいたします。
【探究】菅義偉総理来校、中高生から探究発表
9月26日(土)に菅義偉内閣総理大臣、平沢復興大臣、内堀福島県知事をはじめ多くの方々に来校していただきました。
本校からは3名の生徒がプレゼンテーションを行い、それぞれの探究活動を発表しました。
高校2年 小野澤 彩乃さん
中学校2年 小野 雄太郎さん
高校3年 中島 綾香さん
3名の代表生徒は、緊張しながらではありましたが、堂々と発表しました。
菅総理からは、「『意志あれば道あり』を目標に一生懸命に頑張ってきて、いつの間にか総理大臣になっていた。皆さんはしっかりとした目標を持っている。失敗を恐れず頑張ってほしい」と激励の言葉をいただきました。「いつの間にか総理大臣になっていた。」という言葉は、生徒の今後の生き方について考えるヒントになりました。この言葉を問いとして、『哲学対話』に取り組んでみたいと思います。
発表後は、会場と中学校の各クラスをオンラインでつなぎ中学生全員が菅総理と交流しました。
発表した生徒と総理をはじめお越しいただいた方々との記念撮影
発表した生徒は、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
3人は取材の中で、「今の私たちの学びを真剣に聞いてくださり嬉しかったです。今日の訪問を学校全体で共有してさらなる探究を進めていきたいです」と述べていました。引き続き、生徒一人ひとりの立場に寄り添い、生徒の成長を応援して参ります。
【中学校】前期期末考査の実施
当初、9月10日(木)・11日(金)に実施予定でしたが、10日(木)の電車遅延を考慮して、11日(金)・14日(月)に変更して実施しました。
英語のリスニングテストでは、放送ではなく、ALTが各教室を回って問題等を読み上げました。これは、本校の英語の授業は、日常生活で活用できるようになることをかなり意識して進めていることから、その成果を確認するためにこのような形式で行いました。英会話力に関して、確実に書くこともできるように引き続き指導を進めていきます。
全員がビクトリー生(バドミントン部・レスリング部)の3年生も真剣にテストに挑みました。大会等への出場機会がない中、今の自分たちにできることとして冷静に学習に取り組んできました。その成果が表れることを期待して、学校全体で応援しています。
そして、本日(9/15)は、早速テストの返却が行われています。1年生の様子ですが緊張の面持ち。できたところは大きく喜び、できなかったところは冷静に受け止めていきましょう。学校では、復習のやり方、確認まで丁寧に指導を進めていきます。そして、ぜひ質問をしていこうと声をかけていきます。
【高校探究】菓匠庵さんへの感謝と恩返し
2009年6月より営業していたいわき駅ビルが、2020年8月31日(月)に閉店いたしました。
いわき駅ビル3Fで営業している【菓匠庵】さんには、Ⅰ期生の時より商品開発や販売実習などでお世話になっておりました。
・7月下旬
アグリビジネス探究ゼミ3年次がコロナ禍で苦しんでいる販売店を応援しようと、菓匠庵さんで応援セールを企画しました。
コロナ対策をしながら接客しています。
少しでも販売者の応援になれば・・。
今回の駅ビル閉店にともない、菓匠庵さんは暖簾を下ろすことを決断されました。これまで、本校の開発商品を取り扱っていただいていたこともあり、生徒が感謝と恩返しのために、8月31日(月)のいわき駅ビル最終日に訪問し、一緒に活動いたしました。
・8月31日(月)
最終日の売り場には、本校の開発商品のみが並んでいました。
いわき駅ビル閉店のご挨拶に参加いたしました。
閉店後の店内で、生徒からの花束贈呈を行いました
3年次生徒の開発商品【さくらタピオカ】での慰労会の様子
商品のない売り場には、思い出だけが残っています。
いろいろな思いを背負いながら、生徒たちの活動は続いていきます。
〇1期生と菓匠庵さんの取り組みはこちらの記事よりご確認ください
2017年7月7日 「みかん大福」に関する講義を受けました(みかん大福)
2017年12月12日【スペシャリスト系列(商業)】ビジネス基礎の取り組み(のの字)
2018年1月31日 スペシャリスト系列(商業)の生徒が意見交換しました(みかん大福)
笑顔の架け橋Rainbowプロジェクト 子ども達のアイデアで町興しを~みかん大福~
〇菓匠庵さんについてはこちらのページをご覧ください。
【探究】2年次原子力防災探究ゼミ 福島第1原子力発電所視察
令和2年8月19日(木)
福島第1原子力発電所は震災と津波により大きな災害を引き起こしました。現在、30年から40年はかかるという廃炉作業を実施しています。私たちの探究班としては、復興するに当たり、しっかりと現状と過去に起こった災害について向き合いたいと考え、先生方に原発の視察に行きたいと訴え、実現しました。
廃炉資料館では東京電力の方から事故についての説明を受け、実際に第1原発に訪れました。厳重なセキュリティチェックを受け、バスに乗り発電所内を案内していただきました。水素爆発を起こした1号機を見たときに事故のすさまじさを考えずにはいられませんでした。廃炉に向けて多くの方々が頑張っている姿を目にし、自分たちもしっかりと現実を見つめ行動していくことが必要だと感じました。
【探究】2年次原子力防災探究ゼミ 双葉町フィールドワーク
令和2年7月1日(水)
双葉郡双葉町では、令和2年3月4日午前0時に、双葉町の避難指示解除準備区域とJR双葉駅周辺の一部地域が避難指示区域を解除されました。原子力防災探究班としてJR双葉駅周辺のフィールドワークに行ってきました。
双葉町の一般社団法人「ふたばプロジェクト」の皆様に双葉町についてのお話と、町の中の案内をしていただきました。新しくなった双葉駅の周りには、まだ震災の爪痕が残る風景がありました。自分たちにも何かできないかと強く思いました。今後探究活動で一人一人が何らかのアクションを起こしていくことを誓いました。
【探究】2年次原子力防災ゼミ 夜ノ森駅周辺フィールドワーク
令和2年7月1日(水)
原子力発電所の事故により、甚大な被害を受けた双葉郡を自らの足で歩き、現状と課題を見ることで、探究活動を自分事としてスタートさせることを目的として行いました。
3月10日に富岡町で帰還困難区域の一部の避難指示が解除されました。常磐線も全線運航が再開されていたため、電車を利用し、車窓を眺めながら夜ノ森駅へ向かいました。
駅は開発が進められており、待合いスペースとなる場所を目の前に、富岡町役場の方に町の復興状況と現状を話して頂き、ご自身の経験を元にした、生の声を聞くことも出来ました。
「東京電力福島第1原子力発電所が出来たことで町が潤ったことを知っている。知り合いが働いていることもあり、複雑な心境だ。」という言葉が非常に印象に残っています。
その後、夜ノ森駅周辺から各自町を散策し始めました。避難指示一部解除により、桜並木も新たに500メートルが解放されました。青葉が茂る並木を歩き、探究のアイディアを出しながら「いつか桜を見に、また来たい。」とこぼす生徒もありました。
とはいえ、未だバリケードが至る所に設けられていたり、学校の解体が進められていたりする様子を目の当たりにし、生徒たちはさらに探究活動への気持ちが強くなっていたように感じます。
後日、フィールドワークのアウトプットを行いました。役場の方に聞いた話や、自分の目で見たこと・感じたことを思い出しながら、互いに意見を出し活動を行うことが出来ました。これ探究活動を進めるにあたって、いいスタートが切れたのではないかと思います。
【高校探究】第5回全国高校生SBP交流フェアへの挑戦
アグリ・ビジネス探究ゼミ(3年次)を中心として、スペシャリスト系列(農業・商業・福祉)で学んでいる生徒が以下の大会に挑戦いたしました。
〇SBPチャレンジアワード
第1次選考通過校 全国より22校
第2次選考:DAY1(ポスターセッション)
・グループA:発表日時 8月1日(土)13:30~16:00
1. 福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
2. 福井県立若狭高校 海洋プラスティック再生プロジェクト
③. 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト(コラボレーション参加)
4. 静岡県立島田商業高校 超☆珠算部
5. 青森県立三本木農業高校 農業クラブ執行部
6. 北海道留萌高校 商業研究会
7. 京都府立海洋高校 食品経済コース
⑧. 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
③⑧がDAY2進出を決めました。
・グループB:発表日時 8月2日(日)9:30~12:00
1. 和歌山県立神島高校 商品開発プロジェクト「神島屋」
2. 浜松学芸高校 社会科学部地域調査班
③. 福井県立若狭高校 食のまち小浜テイクアウトプロジェクト
4. 三重県立相可高校 農業クラブ
5. 青森県立木造高校深浦校舎 深浦町探究愛好会ふかうらSBP
6. 熊本県立天草拓心高校 天草拓心高校SBP
⑦. 島根県立吉賀高校 吉高地域クラブ
③⑦がDAY2進出を決めました。
・グループC:発表日時8月2日(日)13:30~16:00
1. 西原町学生ソーシャルビジネスプロジェクト
2. 青森県立鰺ヶ沢高校 鰺ヶ沢高校SBP研究会
3. 仙台市立仙台商業高校 商業情報部
4. 福井県立若狭高校 ウニウニ大作戦
⑤. 三重県立飯南高校 應援團Circle
⑥. 愛媛県立土居高校 情報科学部
7. 中部大学春日丘高校 インターアクトクラブ
⑤⑥がDAY2進出を決めました。
第3次選考:DAY2(オーラルセッション)
発表日時 8月24日(日)9:30~12:40
各グループより進出した6校によるオーラルセッションが行われました。
〇審査結果
・DAY1(ポスターセッション)
本校は『輝』を受賞しました。
※『極』(90 点以上)、『輝』(75 点以上、90 点未満)、『雅』(50 点以上、75 点未満)
・DAY2(オーラルセッション)
文部科学大臣賞 愛知県立高浜高校 地域活動部SBP班
三重県知事賞 浜松♡鰺ヶ沢 胸キュン絆プロジェクト
参加した22校の団体へ、審査員と協力企業からの特別賞が授与されました。
審査員賞(審査員による選定:11校/22校中)
アドビ賞:福島県立ふたば未来学園高校 未来創造探究ゼミ
今回はDAY1で同じAグループから進出した2校が、文部科学大臣賞と三重県知事賞を受賞しました。本校はそれ以降の特別賞として、アドビCreativeCloudコミュニティーマネジャーさんより、「今回の取り組みでは、自分たちでデザインした缶バッチにQRコードを付けることで、取り組みの可能性を向上させた。今後もソーシャルビジネスとして活動を継続してほしい」と、アドビ賞を授与されました。
審査中は、オンライン交流会で他県の高校生と交流し、活動の視野を広げていました。
第4回の様子はこちらから
この大会では、本校の社会起業部カフェチームが【文部科学大臣賞】を受賞しています。
【工業・商業】&【高校探究】~双葉郡の地で、大熊の梨が育っています~
令和2年3月1日(日)
・福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校の正門をくぐると左手に、Ⅱ期生が未来創造探究アグリビジネス班(大熊の梨チーム)で取り組んでいた「フルーツガーデン関本さんの梨の苗木」がありました。
Ⅱ期生の卒業証書授与式(H31.3.1)の来賓祝辞より
『避難先の千葉県において、「大熊の梨」を見事に復活させ、一昨年ご逝去された関本信之さんが育てた梨の苗木が、先日、ふたば未来学園に移植されました。これも、ふるさとの食材について学ぶ授業を通じて、関本さんのことを知ったみなさんが発案されたことだと聞きました。その苗木に宿ったみなさんの想いは、必ずや、頼もしい後輩たちへと引き継がれていくだろうと思います。将来、この苗木にも豊かに梨の果実が実ることでしょう。同じように、「変革者」たる皆さんが社会で活躍し、実らせる果実は、苗木に実った梨と同じように、将来、顔も名前も知らない人たちの頬を緩ませることと思います。』
さすがに1年で実は尽きませんでした。葉っぱも散って寂しくなった梨の木に、Ⅲ期生(工業・商業)は梨のイルミネーションにチャレンジしました。支柱をつけ、イルミネーションをつけ、麻紐で梨の実を作り、ソーラーパネルを取り付けました。途中からⅣ期生に作業を引き継いでもらいました。
令和2年3月3日(火)
・探究活動を行ったゼミメンバーによって、双葉郡の地に地植えされました。
台風や病気への対策を考え、大熊町で梨の栽培をされていた方のお庭をお借りすることにしました。
令和2年6月6日(土)
・一本の梨の木に5つの実がついていました。
令和2年7月15日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、移植後に初めて訪問しました。
3密を避けるため、半分に分けて訪問しています。
居残り組にはオンラインで中継しています。
梨の実が4つになっていました。
令和2年7月22日(水)
・昨年度に世話をしていたメンバー(商業3年次)が、訪問しました。
梨のほかにも、牛なども見せていただきました。
梨の実が、すくすく育っています。
まだ、品種がわかりません。
次回は9月の報告となります。
これまでの取組みはこちらをご覧ください。
【高校探究】8/7_ならはCANvasでの活動報告
初めに、今回の探究活動においてご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
お米を寄贈していただいた方々
食事用のお箸を寄贈していただいた磐城高箸さん
令和2年8月7日(金)
ならはCANvas
・児童館の子供たちと一緒に絵を描きました。
向日葵(ヒマワリ)は、太陽を追いかけます。
つまり、太陽のように輝いている人(描いている人)を追いかけます。
楢葉の空に、金魚たちが元気に泳いでいます。
よく見ると、ゼミ担当の先生もいました。
・さくらタピオカの販売を行いました。
プラスチックごみ削減に向けて、以下の活動を行いました。
飲み終わったカップの回収方法として、カップのふたで桜を咲かせよう!
・広野、楢葉、富岡町のお米グランプリ開催しました。
・昨年度、アグリビジネス探究ゼミを担当された先生がお客さんとしていらっしゃいました。
活動の報告も含め、接客しました。
・それぞれの袋に投票していただきました。
グランプリ報告
・つやがありますで賞:楢葉町
・甘さがありますで賞:富岡町
・粒が大きいで賞:広野町
・この活動は、先輩たちの開発した商品等を販売した益金を使って、活動をしています。
生徒が以下の店舗に納品・販売実習することで、活動資金を確保しています。
菓匠庵(いわき駅ビル3F)※R2.8.31で閉店いたします。
広野町二ツ沼直売所(広野町)
【高校探究】&【四校連携講座「地域創生学」】
岡山県立津山商業高校、津山高校、津山東高校、津山工業高校による「四校連携講座『地域創生学』
に、本校高校 3 年次 金成美怜さんら3名がゲストとして参加しました。
令和2年8月6日(木)岡山県立津山商業高校
「地域で学ぶとは~これからの学びについて~」
地域で活躍する高校生(先進校)とのオンライン交流
交流校:高知県立佐川高校、宮崎県立飯野高校、本校
【探究】早大主催ふくしま学(楽)会 参加、発表
8月1日(土)~2日(日) 早稲田大学福島広野リサーチセンター主催による「第6回ふくしま学(楽)会」が開催され、本校生も発表やパネルディスカッションに参加しました。
ふくしま学(楽)会は、福島の復興に関するテーマを、世代を超えて、地域を超えて、分野を超えて議論する場として、2018年から行われてきました。本校生も第1回から参加し、地域の方々、大学の専門家とともに様々な議論を重ねてきました。
これまで双葉郡を会場に行われてきましたが、今回はオンラインでの実施となりました。そのためこれまで参加のなかった沖縄、九州からも参加がありました。本校からは中学生、高校生のべ25名ほどが参加しました。
初日は、「学びの場」として、「地域におけるアート」と「放射能差別とコロナ差別」についての講義を受けました。講義後は質疑応答や対話、意見交換を行いました。オンラインはコロナ休校中にも授業で活用していたこともあり、生徒たちはチャット機能などを有効に活用し、参加者との話し合いにもグイグイ取り組みました。
2日目は「対話の場」。発表では本校からは4件行いました。概要は以下の通りです。
〇絵本から始まる一歩(震災当時の自分の経験から、「同調圧力」をテーマに絵本を製作中。その経緯や思いを発表)
〇地域の伝統文化に関する取組(復活した伝統的な祭りへの参加を通して、地域への若者不足やコミュニティー課題を解決することを模索)
〇廃炉を楽しくしっかりと(廃炉の話は難しくてつまらないが、自分事として捉える必要があるとの思いから、校内で廃炉に関する座談会を実施)
〇私たちから伝えたいこと(原発事故、台風、コロナにより実害を被った経験を踏まえ、「教訓が生かされている地域社会」を理想社会とし、その実現に向けた考察や取組を実践)
各テーマの発表後はブレイクアウトルームを活用しての分科会、パネルディスカッションを行いました。
分科会では本校生も大学や研究所、官公庁の専門家に交じって地域課題について議論を交わしました。同じテーマでも立場が違うと見方が異なり、視野が広がりました。自分で発言するだけでなく、たくさんメモを取っている姿も見られ、真剣に参加する様子が見られました。
最後は本校生4人と大学等の専門家4人によるパネルディスカッション。成立するのか心配でしたが、生徒たちのフレッシュで意欲的なコメントにより場の役割をしっかり務めることができました。
研究者や官公庁、地域の一般の方々と地域の課題について語り合うこの機会は、生徒にとって大きな刺激となりました。今後の探究活動に活かしてほしいと思います。最後になりますが、主催の早稲田大学教授 松岡俊二先生、准教授 永井祐二先生をはじめとする運営の皆様、ご参加いただいた皆様に感謝申しげます。
【中学校】夏期休業前集会
7月29日(水)夏期休業前集会が行われました。
校長先生からは、剣道に取り組んでいる小学生の作文が紹介されました。
「自分の一番の敵は、自分自身である。弱い自分に打ち勝つことが大事」
自分で考えて行動する時間があるからこそ、自分に厳しき行動することが大事です。
生徒指導担当からは、夏休みの過ごし方、夏休み明けの過ごし方について
① 危険なところには近寄らない。安全面に十分な注意を
② 悩む前に行動をしてみよう。
進路指導担当からは、学習への取り組みについて
① 夏休みの課題を通して、自分のできる、できないを把握する。
② できない(不得意)に力をいれて取り組む。
③ 課題が終了したら、自分のやりたい勉強を全力で取り組む。
④ 1週間で14時間を目標に学習に取り組む。
夏休みは授業がないからこそ、自分の時間を確保できる。自分なりの時間割や学習計画を立てて勉強ができる。自分を高めることができる期間であることを意識してほしいと話がありました。
その後、各学年の代表生徒からは、4月からの学校生活を振り返っての反省や、夏休み明けの抱負の発表がありました。
例年よりも、短い夏休みとはなりますが、目標を明確に持ち計画的に行動する夏休みにしてほしいと思います。8月20日(木)に夏休みで成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。
【中学校】1年生フィールドワーク
7月22日(水)中学校1年生がフィールドワークを実施しました。1年生のフィールドワークは「双葉ふしぎ発見」と題して、双葉郡内の広野町、楢葉町、富岡町、川内村の4町村のご協力のもと、グループ毎に4町村を訪問することができました。さあ双葉地区にどっぷり浸かるぞ~!
広野町チーム
楢葉町チーム
富岡町チーム
川内村チーム
この日は、地域の方々からお話を伺い、「ふたば」のよさや不思議を発見するとともに、双葉地区を「第2の故郷にする」ことをねらいとして活動しました。各町村で、役場や企業の方々や地域の方々にお忙しい中、時間を割いてご協力を頂けたことで、生徒たちは各町村のふしぎやよいところについて全身で体感することができました。快く取材を受けていただいた方々に、心から感謝申し上げます。
生徒はこの日発見したさまざまな「ふしぎ」をもとに今後「問いをたてる」活動に進んでいきます。
【高校探究】&【CUC ETHICAL DAYS 2020】
CUCのWEBより
[サービス創造学部]「CUC ETHICAL DAYS 2020」を開催しました
オンラインカフェ「CUC ETHICAL DAYS 2020」
(361KB)
最終日 7 月 31 日(金)の「CUC ETHICAL 懇談会」には、
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長 中島佳織氏、
サスティナブルキッチン ROSY 代表取締役 森敏氏、
福島県立ふたば未来学園高等学校 3 年生 金成美怜さん
が登壇し、環境にやさしい企業・団体の取り組みについての講演、座談会が開催されます。
●⼀般の⽅の参加申込み⽅法
コミュニティカフェ・プロジェクトの公式Twitter、または Facebook にダイレクトメ
ッセージをお送りください。ミーティングID とパスワードをご連絡いたします。
Twitter︓@cuc_cafepro
Facebook︓@cuccafepro
【海外研修】国連関係者及びNY現地市民とのオンライン対話
7月23日(木)に、米国・国連関係者及び現地市民とのオンライン対話が行われました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和元年度に実施予定であったニューヨーク研修が中止となりました。
その後も渡米がかなわない状況が続き、3年次での渡航は断念しました。しかし、休校期間中も生徒どうしがプレゼンテーションの実現について議論を続けました。授業再開後も事前研修で学んできたことを生かして自らの探究活動に邁進する姿も大変印象的でした。
現地NYでも新型コロナウイルスの感染拡大は依然として深刻なままであり、そのような状況下、大変お忙しいところを以下の皆様にご指導を賜ることができました。
国連日本政府代表部大使 星野 俊也 大使・ご婦人 星野 千華子 氏
UNDP上級顧問 岸守 一 氏
米国日本人医師会会長 Robert 柳沢 氏
NY市職員 島田 智里 氏
9.11 家族会Meriam Lobel 氏
本校1期生からずっとお世話になってきた皆様とのつながりを改めて実感し、感謝の気持ちを自分たちのプレゼンテーションに込めました。初めは慣れない形式でのプレゼンテーションに緊張を隠せなかった参加生徒たちも、皆様からの温かい応援の声に支えられ、やりきることができました。
今回頂戴したご助言を生かし、今後の探究活動の深化と進路実現に向けて努力を重ねる決意を新たにしました。
【探究】高校1年次双葉郡バスツアー
2020年7月15日に、6期生(1年次)産業社会と人間の双葉郡バスツアーを実施しました。今回は2町村ごとをバスでフィールドワークするバスツアーを行いました。生憎の雨ではありましたが、行先に関わらず貴重な体験を生徒たちは体験してきました。そのため、帰りのバス内での振り返りや各自が書き留めたシートもとても充実していました。
今後は今回のフィールドワークで学んだことを演劇などを通して「表現」していくために、更に深めていくことになります。
1号車 | 富岡町 | 平山勉(双葉郡未来会議事務局代表)、青木淑子(3.11富岡町を語る会) |
川内村 |
遠藤雄幸(川内村村長)、井出寿一(一般社団法人かわうちラボ)、志賀風夏(天山文庫) |
|
2号車 | 浪江町 | 菅野孝明(一般社団法人まちづくりなみえ) |
楢葉町 | 一般社団法人ならはみらい | |
3号車 | 双葉町 | 松本佳充(元双葉高校教員) |
葛尾村 | 松本佳充(元双葉高校教員) | |
4号車 | 広野町 | 磯辺吉彦(広野わいわいプロジェクト) |
大熊町 |
吉田淳(大熊町町長)、木村紀夫、渡部千恵子(大熊町ふるさと応援隊代表) |
※敬称略
【探究】1年次地域を知る学習
2020年7月8日に、1年次生(6期生)が来週のバスツアーに向けた学習を行いました。バスごとに来週訪問する各町村の方々に来校いただき講演をいただいたり、質問に答えてもらったりしました。所用で来校することができなかった下枝浩徳氏についてはzoomで福島市から講演していただきました。休校中に養われたスキルを活用することもできました。
また、先週まで調べた内容のまとめも行いました。4つの探究プロセスのうち4番目にあたるのが「まとめ・表現」です、チームごとにマンダラートを用いて内容を広めつつ深めた内容をバスごとにまとめました。
・ 1号車(38名)
平山勉(双葉郡未来会議事務局代表)、青木淑子(3.11富岡町を語る会)、井出寿一(一般社団法人かわうちラボ)
・ 2号車(28名)
菅野孝明(一般社団法人まちづくりなみえ)、森雄一朗(一般社団法人ならはみらい)
・ 3号車(29名)
松本佳充(元双葉高校教員)、下枝浩徳(一般社団法人 葛力創造舎)
・ 4号車(38名)
渡部千恵子(大熊町ふるさと応援隊代表)
【中学校】小学生対象「オンライン学校説明会」(7/11)
例年、本校を会場に行っていた「学校説明会」ですが、今年は初めてオンラインにて開催しました。県内をはじめ全国から予想を超える申込みをいただきました。私たちの学校の仕組みや一日の生活の流れ、寮生活について、約100分の会、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
さて、今回は、録画ではなく、あえてライブ配信で実施しました。それは、生徒たちも私たち教員も成長する機会としたかったからです。緊張感を味わい、その中で、自分の思いや考えを伝えるという貴重な学習の機会とするためでした。事前のリハーサルは、生徒も校長先生も行いました。「目の前に相手がいないからうまく伝わるかな。」「やっぱり表情だよね。」などの試行錯誤。機械操作担当も何度も練習を重ねました。
でも、やっぱり本番はハプニングがつきものです。セリフを忘れてしまったり、動画中継が途切れてしまったりと、参加してくださった皆さんには申し訳ない状況にもなりましたが、何とかやり遂げることができました。会を終えて、私たち教員は反省しきりでしたが、生徒たちは新たな後輩を迎える立場としての自覚をさらに高め、何とかやり切ったと自信をつかむことができました。ライブ配信で行って本当に良かったと感じています。
本校を志願する小学生を対象とした「オープンキャンパス」を今年は8月20日(木)に計画しています。安全面を考慮して準備を進めています。実際に、本校にお越しいただき、学校の施設・設備、雰囲気を感じていただければと思います。申込受付は、オンラインで行っております。
【商業】SDGs 12つくる責任つかう責任
スペシャリスト系列【商業】では、先輩方の開発した商品の試食会を開いて、他県の方と交流をしながら福島の復興につなげていく予定でした。
しかし、コロナ禍により、試食会・販売イベント・他県での委託先交流などの活動ができませんでした。
今回仕入れていた商品の賞味期限が迫ってきました。
授業を通して、エシカル消費・SDGs・食品ロスなどのグローバルな課題と照らし合わせました。
同じようにコロナ禍により困っている方々の支援も含め、飲食関係への寄贈を選択しました。
商品開発を通して、生産者への思い、製造者の思い、販売者の思い、消費者への思いを考えた結果です。
この寄贈分も含め、生徒たちはソーシャルビジネスとして販売活動を展開する予定です。
応援よろしくお願いいたします。
○ 寄贈の前にメッセージを記入しました。
・代表の2名が、廃炉資料館にて寄贈しました。
○他のメンバーは、オンラインで寄贈式に参加しました。
○ 他の寄贈先
富岡町のカフェ135
富岡町のカフェY
昨年度の活動は、こちらからどうぞ
今回の活動の報道は、こちらからどうぞ
・高校生が地元特産の加工品を寄贈 NHK
・手製の調味料を贈り復興後押し ふたば未来高生が東電に 福島民報
【商業】【高校探究】エシカル消費について
このページは昨年度の活動です。
令和2年2月26日(水)
本校地域協働スペース
千葉商科大学のサービス創造学部の方々に、エシカル消費の取り組みについて講義をいただきました。
・サービス創造学部 滝澤 淳浩 先生より
・コミュニティカフェプロジェクト 秋学期イベントリーダーより
・コミュニティカフェプロジェクト 代表兼春学期イベントリーダーより
午後は、未来創造探究アグリ・ビジネス探究ゼミで講義をいただきました。
・「届け!富岡の桜」チームの生徒と一緒に、それぞれの視点での意見が交わされています。
・カフェとタピオカ 新たなサービスが創造されていきます。
【商業】地元農産物の収穫と開発商品の試食会について
このページは昨年度の活動です。
令和2年1月21日(水) 道の駅ならは
スペシャリスト系列【商業】3期生9名にて、今年度収穫した広野町のみかん・楢葉町のゆずを使った商品の発表会兼試食会を実施しました。
〇先輩方が開発した商品
青春ドレッシングゆず
青春ドレッシングみかん
ユズサイダー
〇3期生の新商品
青春シリーズ 焼き肉のたれ みかん
青春シリーズ 秘伝丼のたれ みかん
※これらの商品コンセプトは、福島県内の野菜(ドレッシング)、肉(焼き肉のたれ)、米(秘伝丼のたれ)をよりおいしくいただいてもらう。
道の駅ならはでの実習は、平成31年4月の再オープンから2回目です。
収穫体験にご協力いただいた、楢葉町のゆず農家(新妻さんと松本さん)に商品をお渡ししました。
ご来店された方々に、試食や商品説明を行いました。
早速ご購入いただきました♡
松本町長にもご試食していただきました。
道の駅スタッフの方々、ありがとうございました。
〇令和2年1月31日(金) ひろのてらす
スペシャリスト系列【商業】4期生9名にて、今年度収穫した広野町のみかん・楢葉町のゆずを使った商品の発表会兼試食会を実施しました。
イオン広野店の店長さんに御協力をお願いしました。
試食をしていただきながら、商品説明を行いました。
〇楢葉町のゆず収穫の様子(令和元年11月27日)
新妻さんから、収穫の仕方をご指導いただきました。
松本さんから、収穫の仕方をご指導いただきました。
私たちが収穫したゆずを使った商品をよろしくお願いいたします。
スペシャリスト系列【商業】3・4期生
〇広野町のみかん収穫の様子(令和元年11月26日)
広野町役場の産業振興課の方々から、ミカンの収穫についてご指導いただきました。
ミカン畑の近くでは、常磐道の4車線化の工事が行われています。
私たちが収穫したみかんを使った商品をよろしくお願いいたします。
スペシャリスト系列【商業】3期生
【中学校】学校生活 6月その4
24日(水)1年生の未来創造学では、「地元のよいところ発表会」が行われました。
生徒一人一人が自分の出身地の良いところを分かりやすく説明しました。中には、地元の祭りで行われる踊りを披露するなど、様々な工夫が見られました。聞き手は、友人の地元の良さに興味津々でした。質疑応答も活発で、友人の地元の良さを知ろうと意欲的に質問する姿がみられました。
6月下旬になり気温も上昇してきました。暑さに負けないためにも、食事が大事です。給食は栄養教諭の水口先生が、必要な栄養素や、その季節の旬の食べ物などを厳選してメニューを考えています。
3食をしっかりと食べることで、体の成長と免疫力向上につながります。残さず食べることをこころがけましょう。
【探究】6/24(水)6期生・産業社会と人間「地域を知る学習①」
6月も終盤ですが、今週は肌寒い日が続きます。さて、前日23日に前期中間考査を終え、本時では7/15(水)に実施予定のフィールドワークに向けての調べ学習「地域を知る学習①」を行いました。
探究の過程には「①課題の設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現」の四つのプロセスがありますが、 本時で取り扱うのは②・③です。加えて、“協働力”や“自己マネジメント力”といったコンピテンシーの獲得も目標にしている意欲的な取り組みです。
大まかな流れです。はじめに、フィールドワークをプロデュースする各先生方から当日の講師や主な見どころの紹介がありました。その後、生徒たちは“マンダラート”での情報分析と内容の深化に取り組みました。漠然と調べるのではなく、予め焦点を絞ったり、チームで効率よく調べたりするための手法です。また、マンダラートはプロ野球選手が自身の課題を深めるために活用したりもしているので、ぜひトップアスリート生には探究の場面だけでなく、これからの人生の中で活用していってくれると良いと思いました。
そして、今回は休校となった5校の校歌に基づいて地域を深める活動も行いました。校歌の多くは、その学校の立地する自然の雄大さとそこで学ぶ生徒たちの姿を重ねて歌われています。こういった活動からも休校となっている5校とのつながりを生徒たちには感じて欲しいものです。
因みに、詳しい調べ学習は各自が家庭学習の一環で行います。来週は各自が調べて物を持ち寄り、共有したり、批判的に高めあったりする活動を予定しています。